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直結厨の朝は早い。

※状況の変化が早すぎて小説に反映できない作者がリハビリ目的で書いてます。

なかなか本編を更新できなくてゴメンナサイ。



直結厨の朝は早い。

日が昇り始めてすぐに直結厨は起きる。


──どうしてこんなに早く?


直結厨「女の子達に『おはようメール』をするためです。

    やはり挨拶は全ての直結において基本中の基本ですし。

    後は僕が寝てしまった後に着たメールへ返信するためですかね?

    僕はこう見えても一流の直結厨なんでメールの相手が凄く多いんです。

    だから早く起きないと全員に『おはようメール』を送れないんですよ(笑)」


苦笑しながらも直結厨は少し嬉しそうに答える。


──失礼ですがメールの相手はどのくらいの人数ですか?


直結厨「そうですね……挨拶するだけの相手を含めると50人ちょっとですかね?」


──毎日だと精神的にも肉体的にも辛くはないんですか?


直結厨「まぁ、最初は面倒臭くて嫌になった事も多々ありました。(笑)

    でも慣れればこの程度の苦労など何でもないですよ?」


そう笑いながら直結厨は素早くメールを打ち続ける。

慣れた人ですらそうそう打てないような文字数を彼はほんの一分程度で片付けてしまう。

その物凄いスピードに直結厨という存在の凄さの片鱗を見た気がした。


──どうしてそんなに早く打てるようになったのですか?


直結厨「それは日々の訓練としか言えませんね。

    後は色々な本を読む事ぐらいでしょうか?

    確実に文章力が上がりますし。

    その御蔭で最近は趣味で書いていたネット小説が大人気なんですよ?」


──それはどんな作品なんですか?


直結厨「それはちょっと……ただヒントを少しだけ。

    VRMMORPGでデスゲームのやつです。

    主人公はデスゲーム開始早々隠しエ……」


──特定した。


直結厨「え!?」


──特定した。大事な事なので二回言いました。


直結厨「マジっすか?」


──《Bla(直結厨のプライバシー保護のために略)lin》ですよね?


直結厨「……oh……」


※個人情報の漏洩に気をつけましょう。



*  *  *



直結厨は実はまだ学生だったりする。

偏差値44から入れる底辺校だ。


直結厨「僕は剣道ばっかりやっていたので……」


聞いてもいないのに言い訳をする直結厨。

そっと教室に入り自分の席につくと、すぐにスマホを弄り始める。

そんな直結厨に話しかけるクラスメイトは誰も居ない。


──仲の良い友達はクラスに居ないんですか?


直結厨「ちょっと周囲のレベルが色々な意味で低すぎて……」


そう言いながら直結厨はスマホを弄り続ける。

しかし数分後、直結厨に変化が。

少し怒っているようだ。


──どうしたんですか?


直結厨「ああ、僕が晒されてるんですよ。

    直結厨としてかなりボロクソに言われてますね。

    まぁ実際にやっているので言われても仕方のないことなんですが……」


──辛くはないんですか?


直結厨「最初は辛かったですよ

    ですが仲間に支えられて何とかここまで来れました」


──他の直結厨の方が身近に居るんですか?


直結厨「はい。同じ部活の先輩なんですがね。

    後でこっそり教えますよ」


後でそっと教えてもらった部活の先輩方の容姿は……各々方の想像にお任せする。

ただ個人的にはキモかったとだけ言っておく。



*  *  *



時刻はもう18時、夕方である。

部活も無事終わったようだ。


──次は何を?


直結厨「今から風呂に入って夕食を食べた後はネトゲしながらスカイプをします」


──ネトゲでスカイプですか?


直結厨「そうです。僕は┞”ラ⊐”ソネス┞というネットゲームをやっているんですが、

    そこでボイスチャットをするのが日課なんですよ。

『宮ノ■兎』という女性名でですが(笑)」

(直結厨のプライバシー保護のため伏字)


──いわゆるネカマ姫ってやつですか?


直結厨「全然違いますね。僕は女の子と仲良くなるのが目的なんで。

    女性キャラの方が色々と相談とか乗ったりして女の子と仲良くなれるんです。

    僕が直結厨になったのも、某ゲームで女性のふりをしたのが切っ掛けですし」


さすが直結厨。全ての直結的行動には全く隙がない。


──ちなみに、某ゲームとは?


直結厨「『フォレストオブアニマル』というゲームですが、知ってますか?」

    

──あの『出会い厨&クレクレ厨UZEEE!』で有名な?


直結厨「それです。当時僕はロリコンだったので主に小学生がターゲットでした。

    ただ、当時の僕は『YESロリコン、NOタッチ』だったんです。

    今みたいに性欲まみれの直結厨ではなかったのは信じてください!」


──信じますよ。(嘘ですが)



*  *  *



食事の後に直結厨はネトゲにてスカイプを開始した。


──何時までやるんですか?


直結厨「大体女の子達が寝る23時ごろまでですかね?

    でもあまり遅くまではやりません。

    睡眠不足は女の子達のお肌の大敵ですから。

    よく言われるじゃないですか?『美人は『夜』に作られる』って。

    『夜』という字がHNに入っている僕も彼女達には美人で居て欲しいですし」


こういう地道な会話の積み重ねが直結に結びつく、と彼は言う。


──直結厨をやっててよかったと思うときは?


直結厨「『気になる女の子が『今日も一日楽しかった』とメールしてくれた時ですかね?

    翌日はそのメールを見るたびについニヤニヤしてしまい、

    『キモッ』とクラスの女子に言われてしまいましたが。(苦笑)

    まああんな有象無象に何を言われても構いませんがね」


そう語る直結厨の顔はとてもうれしそうだ。


*  *  *


スカイプを続けるうちにもう深夜23時を少し回ってしまった。


直結厨「明日も女の子達の学校が早いのでそろそろこの辺で終わらないとね」


そういうとすぐに直結厨は服を脱いで布団に入る。

女の子達だけではなく自分の体調もきちんと管理をする。

直結厨の鑑である。


──明日は何時に?


直結厨「明日も日の出頃ですね。

    それでは僕は今日のスカイプの相手の容姿を想像しながら自家発電して寝ます。

    おやすみなさい」


──おやすみなさい。



直結厨の長い一日が終わった。

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