リプレイサンプル『返さなかったメッセージ(リプレイ)』
これは小説ではありません。
TRPG《RRR(Unused Reaction RPG)》の
プレイログを編集したリプレイ形式テキストです。
劇的な展開や明確な結末はありません。
リプレイサンプル
『返さなかったメッセージ(リプレイ)』
【参加者】
•GM
•PL1(ソロプレイ)
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【導入】
GM
あなたの端末に、短いメッセージが届きます。
送り主は、名前だけ知っている相手です。
特別な内容ではありません。
今すぐ返しても問題は起きません。
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PL1
……画面を見ます。
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GM
入力欄が表示されます。
カーソルが点滅しています。
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PL1
何も入力しません。
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【経過】
GM
時間が少し経ちました。
相手からの追加の連絡はありません。
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PL1
……スマートフォンを伏せます。
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GM
入力されなかった文章を、
《反応残留》として記録してください。
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PL1
「元気?」と打ちかけて、消しました。
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【再接触】
GM
さらに時間が経ちます。
相手が既読を確認したかどうかは分かりません。
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PL1
確認しません。
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GM
確認しなかったことも、
反応として残ります。
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【終了】
GM
このまま、返信は行われません。
メッセージは、画面の奥に沈みます。
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PL1
はい。
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※エンディング処理
・送らなかった言葉:1
・消した文章:1
・何もしなかった時間:複数
理由は語られません。
このリプレイは一例です。
同じ状況でも、異なる沈黙が生まれます。
次回は『誰も座らなかった席』のリプレイを掲載予定です。




