表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

【プロットタイプ】勘違いされたらどうするの?

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

やばいと思った事を中途半端にしとくから、嫌われるんですよ。振り切れは良い。

午前中、瑠衣は別の予定があると言うことで、鏡花と先に落ち合う事になった。今日は気が向いたのか、何時もよりメイクに力が入っている。目も、口も、色合いが何時もと違っていた。

「メイク変えた?」

「おっ。良くお分かりで!! イカすだろ?」

どうやら当たりらしい。エレガントな身なりに反し、鏡花の地の性格を滲ませて、快活にそう言った。どれだけ身なりを変化させても、中身はそうそう変わるものではない。

「瑠衣たんは全然興味無いからね。まぁ欲しければ言葉欲しけりゃカツアゲすれば良いしね」

「鏡花」

あのね、鏡花。君が私の為にお洒落をするなんて事は絶対に、其れこそ瑠衣が鏡花に恋愛感情を持つぐらい、有り得ない事だと思っているよ。けれどもね、周りから見たらきっとそう思われると思うんだ。其れこそ旦那が居るのに、間男に手を出している子に。

「周りが、其れこそ、君のお友達が今の私達を見たらどう思う?」

「何? そういう関係になりたいの? 私は良いけど、ゆらりぃ、メンタルイカれるじゃん」

「そうではなくてね」

言っている事は分かっている。その上でからかっている。心配さえも弄び、悦の為の道具とする。だから嫌いなのだ。普段は良い子な癖に、時折本性が剥き出しになる。

「諭羅、私が強欲だと言う事をお忘れではないかな? 可愛い女の子達は幾ら見ても良いし、気の置けない友人は何があっても手放したくない。我慢は嫌いなんだ」

知っている。心根は非常に強欲なのだと。追い掛ける側だと、求める側だと、そうして手に入れたら飽きてしまう人間だと。犬の癖して本性は猫なのだと。

よくもまぁこの性悪を制御しきれていると思わず感心してしまう。

「見られたら見られたじゃん? 疑われたら疑われたじゃん?

何? ゆらりぃは、私が男友達と二人で話してるのを見掛けただけで、『私の性格友達が浮気性で〜、困っちゃ〜う』ってネットで晒すと思っているの?」

軽蔑する様な、ゴミを見るような、兎にも角にも不快感を示した目をしていた。気に触った、地雷を踏み抜いたのだと知った。

「はいはい。分かりました。でも私に迷惑掛けるのだけは勘弁してくれ」

「安心して良いよ。手は打ってあるから」



鏡花さんは/鏡花ちゃんは、とても気が多い。道行く綺麗な人は男女問わず目を輝かせるし、賞賛を惜しまない。熱が続くと休憩した時にもポロポロ本心を零す。

中でも心配なのは、私の兄さんに対しても/諭羅くんに対しても、瑠衣さん/瑠衣くんと同じ距離感で迫っているということだ。

「あの、瑠衣さんの為にも……」

「あの、瑠衣くんの為にも……」

「んー?」

「兄さん/諭羅くんに思わせぶりの態度を取るのは良くないと思います……/思うよ!!」

思い切ってそう言うと、鏡花さん/鏡花ちゃんは、ぽかんと口を開き、思い切り吹き出した。唖然とした此方の事なぞ微塵も考えずケラケラと。

「私がゆらりぃと浮気する事にしたら、もういっそ、ゆらりぃと、きりたんぽぽを養子にするか。そうすれば合法だよ!! とても幸せじゃない?

あ、良い考えかも!! 待ってねぇ、瑠衣たんに送り付けるか!! ゆらりぃに送ったら、ブロックされるから、今は置いといて……」

私を差し置いて、其れからはずっと養子の話に持っていかれた。はぐらかされた気がする。

頭のネジは多分他の人よりも少ない気がする。なんと言うか、人との価値観が大きく異なっている気がする。

「ねぇ、兄さん/瑠衣くん。兄さんが/諭羅くんが鏡花さんと浮気したらどうする」

「それだけは有り得ない。彼奴は/私は、鏡花の事を本質的に嫌っているから」

鏡花って男性の中で『諭羅とだけは』二人きりで出掛けるんですよ。

恋愛感情を持つことは絶対に有り得ないから。

寧ろ諭羅は鏡花のこと本質的に嫌っているから。


『ウザ絡み辞めろ。人の心配を弄ぶな。性悪( #・᷄ὢ・᷅ )』

『こんなアバズレと付き合ったら、自分の価値が下がる』


その関係を分かっているのは、鏡花と瑠衣と諭羅だけなんですよ。仲良し創作部ガチ勢共。

傍から見たら、納得出来る関係じゃない。


でも下手に『そんな事ないよー』って言われると、女子勢は『カマトトぶってんじゃねぇ』ってなるんですよ。

※私です。大いに私の感想です。主語デカイね。


だからいっそ、突き抜ける。

『ゆらりぃとの浮気ぃ? それも良いかもー。合法にする為に、養子組の紙でも書かせるか〜。君、証人になってくれる〜?』

『鏡花は気が多いよ〜。顔の良い人、お眼鏡に適うなら、傍に置きたいタイプ。君と結婚してかも〜。

まぁ重婚禁止なんだけど〜』

みたいな方向に話ぶっ飛ばす。


法的な浮気のボーダーラインは『肉体関係があるか、ないか』なんですよ。

でも人によって基準って違うからなぁ。


瑠衣の中では『何も言わず』、『諭羅以外の男性』と落ち合っていたら、『そのままトントン拍子で浮気するだろうな〜』ぐらいには思いそう。


ちなみに鏡花は“非常に”お喋りなので全部話しそう。

GPS付けなくても、聞けば聞いた事以上のことを垂れ流しそう。

『今日ね〜、〇〇行って〜。××して〜。こんなこと言われて〜。こう思って〜』

『もう良いから』と言われても、『まだまだこれからだよぉ!! ちゃんと聞いて〜!!』

寧ろ相手が気落ちしそう。

鏡花ってドSなのかドMなのか分かんないな。


GPS付けてたの!! 何時!? あ、家計簿見れば大体分かるから、日付だけ教えて!!

何って解説するんだよォ。私が歩いたとこ。一緒に行こー。解説してあげる!!

だって瑠衣たん、それだけ私の事好きなんでしょ!? ねぇ!!

ふへへへへへ。

とか目ぇバッチバチにキメて言いそう。


ぶっ飛んでて相手が引くやつ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ