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05S.塔に捕らわれた娘 後編

それは「淫魔ドール」に依る、いつもの「決まり文句」でした。彼女達は「自分に対する情愛」を、何よりも「強く欲する存在」でした。所有者は、彼女を大事に、取り扱い、情愛を注ぎ込めば、ドールからは、この上も無い程の「極上の快楽と幸せ」を、もたらしてくれました。


アナキンは「その権利」を、手に入れることが、出来たのです。彼もそのことは、知りました。彼は「4体のゴーレム」を、従えました。それは子供の頃から「使役したゴーレム」だったので元は、女の子の姿をした「着せ替え人形」でした。彼は、自分の用途に応じて「戦闘系の場合」で有れば、4体とも「岩石ゴーレム」の中に、アニマスを移行させて、戦いに参加させました。


そして「交渉絡みの戦闘」で有る場合は、人型にアニマスを移行させて、交渉に参加させました。そして今回のように「お宝回収」が、メインのときも同じ、人型に移行させて、武装させてから、従わせました。アナキンが、保有する4体のゴーレムは、全て「女型の属性」を、持ちました。「使い魔のゴーレム」は、各個体に宿ると、見た目通りに、振る舞うことが、出来ました。その為、宿った素体の「使用目的に沿った行動」を、取ることが、出来ました。


アナキンは、自分のゴーレムの為に、可愛い女の子の姿をした「妖精型の人形態」を、4体所有しました。そして交渉絡みのときに使う「男型の魔人態」のシリコス人形の4体と「岩石ゴーレム」を、形作る為の、岩石4体分を、保有しました。それを用途に応じて、使い分けました。


そしてアナキンが、拠点意外でキャラバンカーから、離れて外泊するときは、自分のゴーレムのアニマスを「男型の魔人態」のシリコス人形に、移行させたものを、車に残して、警備させました。それに今度は「淫魔ドール」が、加わりました。それは、所有者の能力を「デュプリ(複写)」出来るので、或る程度の戦力を「備えた存在」に、成りました。しかし彼は、彼女をそのような用途には、使わないつもりでした。


アナキンは、暫く戻らなかった「自分の拠点に、帰ろう」と、思いました。そこには、彼の弟と、その配下のゴーレム達が3体、待って居ました。彼は、弟のジョナサンに、連絡すると「拠点に戻ること」を、伝えました。


アナキン達は、今までは地上世界で有る「ダルタスの遺跡調査」をして、金品を所有しました。それは、何かしらの「お宝」が、遺跡に眠って居ないか、調べる為でした。しかし地上世界は「危険な魔獣」が多数、生息したので、彼等のような「小規模チーム」では、リスクが多かったので、比較的危険度が低い「浮遊大陸の遺跡調査」に、切り替えました。ここも地上世界と同じように「旧魔人類達の遺跡」が多く、存在しました。そして地上世界よりも「危険な魔獣」が少なく、手付かずの遺跡が多く、残りました。


その為「アナキンチーム」は、自分達の拠点を「浮遊大陸パルティア」に、移しました。彼が今、拠点として使う場所も、初めの頃に、遺跡調査をして、自分達の拠点として使うのに、向いて居たので、そこを根城にしました。彼には、同じ「使い魔」系の弟が居たので、彼に拠点を預かって貰い、自分は本業の「お宝探し」に、奔放しました。


そして今回レアな、お宝で有る「淫魔ドール」を、手に入れたので、自分達の拠点に戻り、少し整理してから、次の物件に手を伸ばす、予定でした。そして、アナキンは「キャラバン隊」を、率いると、自分達の拠点に、帰りました。すると彼の弟で有る「ジョナサン」が、出迎えてくれました。彼は、久し振りの挨拶を、弟にすると早速、拠点の中に、入りました。


アナキンが、ジョナサンに、言いました。「あのシリコス人形の娘を、使いたいのだけれども、まだ有るかな。」と、伝えました。するとジョナサンは「兄貴が、仕舞った所に、有る筈だよ。誰も手に触れて居ないから。」と、答えました。


アナキンは、途中で「淫魔ドール」用の「シリコス素体」を、手に入れようと、見て回ったのですが、余り気に入ったものが、無かったので前回、手に入れて於いた、お気に入りの「女型ドール」にしようと、思いました。その為、一時拠点に戻りました。彼は、出掛ける前に仕舞った、その素体を取り出しました。少し埃が、積もったので、エアーを吹き付けて、それを払いました。そして、全身を確かめると、丁寧に拭いて、テーブルの上に、置きました。


そうです。この素体でした。それは、やや小柄で肉付きの良い「綺麗な娘の姿」でした。アナキンは、再確認すると「そうだ。この素体が、あの子に似合って居る」彼が、準備をすると、弟のジョナサンも、見学に来ました。これから「淫魔ドールの核」を、素体に移行する作業が、始まりました。弟も興味が、有るようでした。


そして準備が整うと早速、入れることに、成りました。弟は、黙って見て居ました。アナキンは、少し長い間、共にした「淫魔ドールの核」を、自分の体内から、取り出すと、それを素体の胸の上に、置きました。するとそれは、ゴーレムのアニマスのように、ゆっくりと素体の中に、沈下しました。そして完全に、中に納まると、素体が光を放ち、一体化が始まりました。


用意された「素体の体形」が、幾分変化しました。それは素体が、やや大きく成り、身体付きも、顔付きも、今よりも大人びたものに、変わりました。乳房も、今よりも大きく成り、乳首と乳輪も、大きく成りました。この素体は「アナキン好みの女体」に、変ろうとしました。彼は素体が「自分好みに従い」変化して居ることを、弟には黙って居ました。


そして変化が、終わりました。その姿は「アナキンの理想の女体」そのものでした。彼が愛さずには、居られない素体に、成りました。彼は、その素体を、その場で強く、抱き締めたく、成りましたが、我慢しました。するとドールの目が開いて、アナキンを、見ました。しかしドールの動きは、そこまででした。それ以上は、動きませんでした。


弟のジョナサンも、感動したようでした。「兄貴。これはゴーレムじゃないね。しかしゴーレムのような〝女型魔人″だね。良いなぁ。僕も欲しいなぁ。」と、言いました。弟にも、分けて上げたかったですが、今回は、1つしかなかったので、アナキンが、所有しました。「淫魔ドールの核」の融合が、上手く行ったようでした。後は「使い魔」の体液を、彼女の体内に、放出を繰り返せば直に、自分で動けるように、成りました。


そして「淫魔ドール」は、それから僅か、数年で「生身の身体」に、変わるのです。それが「ゴーレム」と「淫魔ドール」の大きな違いでした。アナキンは、そのことも良く、知りました。その為に、危険を冒してまでも、彼女を取りに行ったのでした。そのお陰で、こうして素晴らしい彼女を、手に入れることが、出来ました。これは、成功談でした。


アナキンは、ジョナサンにも手伝って貰い、彼女を浴槽に、連れて行きました。そして全身を、綺麗に洗いました。そして洗い終わったら、丁寧に隅々まで拭いて、彼女を寝室に、連れて行きました。そして今晩から彼女に、情愛を注ぎ込めば、良いのです。或いは、これからしても、良かったのですが、今は我慢して、後にしました。


その晩からアナキンは、ジョナサンが呆れるほど、その部屋に籠り、出て来なく、成りました。彼は相当、あのドールを、気に入ったようでした。そして彼は、彼女に名前を、付けました。その名前を「サムシェンカ」と、言いました。彼女は、目鼻立ちのはっきりとした、大人びた顔をした、美しいドールでした。身長は、やや高くて、スタイルが抜群に良くて、栗毛色の直毛の髪が、長く伸びました。


「彼女の核」は、暫くアナキンの中に、入って居たので、彼の「女性の好みとか、彼が喜ぶ性癖」を、サムシェンカは、何でも良く知りました。彼女は、所有者と成る、彼に愛して貰いたくて、必死に成り御奉仕に、励みました。彼は、数日が経つと、やっと部屋から、出て来ました。幾分やつれて居ました。しかし大変満足した顔でした。


このまま「使い魔」で有る「アナキンの体液」を、取り込み続ければ、時期にドールは、動けるように、成りました。後もう少しで動く「淫魔ドール」の「サムシェンカ」が、誕生しました。

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