表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/12

01S.狭間世界から

☆歌の上手い「サキュレス(女型淫魔)」は「セイレーン」に、成ると言う。

鳴神蜃気郎なるかみ・しんきろう」と「鳴神由美子」の「2人のインカ」は、新しく出現した「狭間世界」を、眺めて居ました。今、世界では長い間、起きた「神界のアンバランス」が、ようやく、解消されました。その為、その余波による、変革の波が、世界全般を、覆いました。


「左側神の世界」と「対極の位置」に在る「右側神の世界」では、その世界を「支配する神」が、長い間「神の正位置」から、離脱しました。その為その世界が、独自に変化を遂げて「異質な世界」を、形成しました。それが「神の代替わり」を、迎えると、新たな「右側神」が、現れました。その神は、当然の如くに「神本来の正位置」に、戻りました。


それに付随するように、大きく変貌を遂げた「右側神の世界」との、バランスを取るように「左側神の世界」にも、大きな変化が、現れました。これから、この世界は「どう成るのでしょうか」それは、この世界の管理者で有る「2人のインカ」にも、分からないことでした。


今回の物語は「神界のアンバランス」が、解消された後に、発生した「余波の影響」に依り、過去の物語にも影響が、及びました。それは嘗て「並行世界」を、形成して居た「左側神の世界」の「2つの物語」が、今では1本化されたので、物語1つ分が、浮いた状態でした。その分「新たに穴埋め」するように「今回の物語」が、形成されました。


それは「狭間世界」から、次の「新しい世界」へと、橋渡しをするような性質を、秘めました。また「今回の物語」は、既に消滅した「左側神の並行世界」を、形成した「全知全能の神」の「ライターの機能」が、再び関与する世界観と、成りました。その為、今回のものは、それまでとは違い、消滅することの無い「正規バージョン」の物語として、形成されました。


ここは「左側神の世界」に在る「蜃気郎とホタル」の居城と成る「ホリエナ城」でのことでした。この城は、別名を「原初のたね」と、呼ばれました。それは、この世界に現れる、強い力を持つ者「ストレンジャー」達を、漏れなく、取り込むことに依り「全知全能の神」が、創り出せる全てのものを、生み出す「万能の種」に、変わりました。


そして過去では、既に種と成り、大地に蒔かれました。そこから「新たな魔人類」も、生まれました。その為、今回の物語では「原初の種」に「変わらない城」として、再登場しました。この城には「蜃気郎と由美子」の他には「右側神の女型インカ」で有る「城ヶ崎ホタル」と、彼女と蜃気郎の、子供で有る「中央神の女型インカ」で有る「蓮沼シロ」の4人が、住んで居ました。


また「時の魔人」こと「キュービアンのリアネス」と「妖精アイリス」それに「メイド魔人」の「ビア・マーリン」と、6色魔人の「6人のメイド達」が、この城の管理をしました。それに「淫魔系ゴーレム」の「鳴神アマネ」と「ホタルと蜃気郎」の、新たな養女と成る「城ヶ崎マヒロ」と「菅原カナデ」の姿も、見えました。


また、この城には「中央神の世界」と、繋がった「Mマジック・ゲート」が、設置されました。それは「左側神ミカエフ」の、承認が有れば、いつでも、そこの世界の魔人類達が、こちらの世界に来ることが、可能でした。必要に応じて、こちらの世界に、来られる人物としては「7体のウェナス(立会人)」が、該当者でした。


その7体とは「時の魔人」「キュービンの聖獣」「4本脚の魔獣」「2本脚の魔人」「太古の淫魔」「エクトマス」「神の人形」の7種族でした。具体的な名前を、挙げると①アリシア②公園寺赤郎③紅姫④宇津木白郎⑤デイジー⑥キャロル⑦ネティスに、成りました。


先ずは、この世界が落ち着きを、取り戻せば「左側神の世界」の「インカの関係者達」が、様子を見に行き「バーデン(厄介事)」が起これば、その都度対処する、予定でした。そして最終的には、この次に始まる「新しい世界」を「迎える状態にしたい」と言うのが、ここでの目的でした。


また「左側神の世界」とは「善神」と、崇められた「左側神ミカエフ」が、支配する世界でした。その為この世界「最大の特徴」で、有るのが「善なる空間に支配された、善なる心を持つ者のみが、存在を許される世界」でした。しかし、その大多数の魔人類の心の中には「深い闇」が、有りました。そして皆それを抑えながら「善なる者」として、そこで暮らしました。


それから、この世界の人々は、その「闇の心」を、自分の欲望のままに、解放すると「善なる空間の処罰」が、待ちました。それは「空間のクビキ」と、呼ばれる、極めて恐ろしい「死の刑罰」でした。その為、この世界の魔人類達は「自分の負の感情」を、押し殺しながら「善人を装い」日々平穏に、暮らしました。


また「この世界の魔人類」には「バイチャー(両性交互態)」と、呼ばれる「性別が、途中から変わる」特徴を持つ、魔人類達が、多く住みました。即ち、女として生まれた者は、途中から男に変わり、その変わった性別で、最後まで生きました。それは、男として生まれた場合も、同じでした。それは「センジング(性転換)」と呼ばれ、それを迎える時期は大体、思春期に多く見られました。


それは、飽くまでも目安で有り、個体により早かったり、遅かったりが、有りました。場合に依っては、極端に遅い場合も、有りました。また一部には「レアな、性転換」と、言われるものも、有りました。それは「男女の変換」では無く「ダルタスの魔獣」に、変わる変換でした。それはランダムに、魔獣から魔人に至るまで、様々なものに、変わりました。しかしその場合は、飽く迄も「レアな性転換」で有り、発生率は、極めて低いものでした。


今回の物語の設定には、そのような要素が、からまれました。また物語の発展途上に於いて、新たな要素が、追加される場合も、有りました。それは、進行状況に依り「余波の影響」も、受けて「変わり易い環境設定」に、成りました。そのような時代設定から、今回の「狭間世界の物語」が、始まりました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ