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神の生まれた日  作者: 初目寧人
テラス団の襲撃編
5/20

5.四天王[咲羅]

吹音が連れ去られてから数週間後、その場にいながら何もできなかった空はひたすら鍛錬に励んで異能力を上手く利用できるようになった

「…」

空は吹音が連れ去られてから一度も笑顔を見せていない、他のソーラーシステム隊の人も桜井のことをとても信用していたらしい

「すみません、俺ねぇちゃんを探しに行こうと思います、お世話になりました」

荷物をまとめた空が隊員に深くお辞儀をして玄関へ歩いていく

「おい、空!」

隊員の一人がそう叫んだ

空は隊員を無視し基地から遠ざかっていく

空はいろいろな人に聞き込みをしながらテラス団のことについて探ったが何十人、何百人に聞いてもテラス団の尻尾は掴めなかった

「くそ!ねぇちゃんが今危ないかもしれないし、母さんも…」

空が拳を強く握り下を向く、

「どしたの?」

空と同じ位の年の女の子が空に話しかけた

「なんでもないよ、大丈夫」

空は無理やり笑顔を作ってその場を去ろうとした

「嘘だ!私はわかるよ、あなた嘘ついてる」

女の子が空の手を握り引き止める

「私の学校においでよ、君私と同じくらいの年齢でしょ?話がわかる人もきっといるよ!」

「いやいや、学校なんて」

空が女の子の手を離そうとする

しかし女の子はそれより強く空の手を握る

「いいから!一回ついてきて!」

そう言って女の子は歩き始める

しばらく歩いた先には大きな学校があった

"私立 中央中学校"

「ここが私の通ってる学校だよ!」

女の子は門を開け中に入っていく

「まって、君名前は?」

空が女の子の手を引く

「私の名前は白奈沙夜しろなさよだよ、よろしくね!えっと名前は」

「空だよ」

「空!よろしくね!」

二人が門前で話していると校舎から一人の男性が出てくる

「あ!校長先生」

出てきたのは中央学校の校長だった

「何をしているんだい?」

「校長!この子学校に入学させちゃだめ?」

沙夜が校長に懇願する

「なんでだい?」

校長が首をかしげた

「空は絶対に他の人と話して悩みを解決したほうがいいって思ったの!」

沙夜が勢いよく言う

「…沙夜さん、ときには優しさが相手を傷つけることもあるんだよ」

校長が優しそうな顔で言う

「でっ…でも!」

゛バコーン゛

「うぉっ!」

校庭の方から大きな音がした

「なんだなんだ!」

空たちが校庭の方に向かう

「お…おまえ!」

空が怒りをあらわにして叫ぶ

「よう、久しぶり、ってほどでもないか」

そこには、咲羅が吹音を連れてやってきていた

「おい椴空!俺と戦え!」

咲羅がそう言いながら走ってきた

「かかってこい!ぶっ飛ばしてやる!」

空が咲羅に立ち向かう

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