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神の生まれた日  作者: 初目寧人
テラス団の襲撃編
2/20

2.非日常

空星中にサイレンが鳴り響く、空星はいつも平和というわけではない、異能力を悪用し犯罪を犯す人も中にはいる。

「はぁはぁはぁ」

空が息を切らしながら床に寝転ぶ、

「もう無理だよ、動けない…」

空が弱音を吐いていると前から巨体の男が歩いてきて空に話しかけた、

「こんなんでギブとは情けないですぞ」

巨体の男は空に優しい声で話しかけた、

「そんなんではお前の母親や吹音のようになれませんぞ、もっと鍛錬を積まなくては」

巨体の男は宇宙警官の教育係で[川井柔造かわいじゅうぞう]といった

川井は空の母親の部下で昔からの馴染らしい、

「いや、別に僕は宇宙警官志望じゃないし」

空は体を起こし木刀で地面を突く、「はぁ情けない」川井がため息をつき椅子に座り本を読み始める、

「おじさん、それなんの本?」

空が川井に興味なさそうにきく、

川井が足を組み頬杖をついて少し嬉しそうにこたえる

「時が来たら空にも見せてやろう、今は鍛錬に励め」

空がため息をつきながら立ち上がり木刀を構える、

「あ、そうだったお前の異能力についてなんだけど」

川井が思い出したように言う、

「お前の異能力は[風]ってことでいいんだよな?」


〔異能力"風"自ら風を作り出し、自由自在に操ることのできる異能力〕


空が不安そうな顔で答える、

「うん…たぶんそうだと思う、でもあんまり自由に風を操作できないんだよね」

川井が本を置き立ち上がり、空のもとへ行く

「まぁできることをしたらいいさ、何ができて何ができないかはお前しかわからんしな」

空の表情が少し明るくなる、「今日のところは帰るわ」そう言い川井は帰っていった。


2ヶ月後・・・

空と空の母親が二人で食事をしているところに二人の男が現れる、

「あいつが今回のターゲットか、ずいぶん弱そうだが」

二人の男が窓から忍び寄る「っ!」空の母親が二人の気配に気づき空を守る、二人の男が窓を割り家の中に入ってくる

「俺達は女を殺す趣味はねぇけどボスの命令なんでな、遠慮なくいかせてもらうぜ!」

一人の男が空の母親に飛びかかる、男は家具を上手く使い高速で移動する、「じゃあな、このクソアマ!」

"ドン!"

と、地面に叩きつけたような音がした

「舐めないで、これでも私は宇宙警官の警部補なんだからあんたら[テラス団]の隊員に負けるほど弱くないわ」

男が地面に倒れ込む、もう一人の男は少し離れさっきの男のように高速移動を始める、

「まずはお前からだ!!」

男は空に襲いかかる、「空!!」空の母親が手を伸ばし助けようとする

「まだ俺は死んでねぇよこのアマ!」

"バチバチ!"

地面に倒れ込んでいた男がスタンガンをつかい空の母親に電流を流す、「あ゛ぁぁぁ」

(体中がしびれる、身動きが取れない、普通のスタンガンよりはるかに電圧がつよい)

男が空の母親を蹴り飛ばし花瓶で頭を殴る、

"パリーン"

花瓶がわれ破片が飛び散る、

「っ母さん!!お前ら、よくも…よくも!」

空が涙を流しながら体制を整える、

「なっなんだこの風」

家中に[風]が吹き荒れる、

【異能りょ…

「お前ら何やってんだ!」

川井がドアを蹴破り中で入ってくる、

「やべぇおい!ずらかるぞ!」

男二人が家の外に出てバイクに乗り逃走する、

「おい待ててめぇら!」

川井が家の外へ出ようとしたとき、「ちょっと待って」と空が川井を止める、

「まずは…まずは母さんを助けてよ、川井さん!」

空が泣きながら言う、

「っ!!沙恵!」

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