表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/12

浅はかな考え


しばらく怒られることも無く平凡に暮らしていたが

ちょくちょく出る私の手癖の悪さ。


相変わらずのお菓子好きで隠れて食べる所は変わらなくて

今日も学校から帰ると用意されている分じゃ足りない私は

少し高そうな缶に入ったクッキーを見付ける。


何種類ものクッキーがあり

1枚ずつならバレないだろうと思い

そのクッキーを私は食べた。


しかしそんな幼稚な考えはすぐに母にバレてしまい

怒られてしまった。


お客さん様に買っていた物らしく

今回はかなり怒っている母。


「なんでお前はいつもいつも!!!!」


そう怒鳴りながら頬を叩かれた。


そしてその直後に仕事でパートさんに呼ばれた母は

仕事場の方へ向かったのを見て

私は今回は自ら家を飛び出したのだった。


団地のある一軒家にあまり使われていない倉庫があり

そこに身を潜めていた。


前回の事もあり、家出しても心配して

また許してくれるだろうと思っていた。


その日は団地だけで私の捜索が始まったのだが

私は見付かることなく一晩を倉庫で過ごした。


両親は朝起きていることが無く

学校に行く時も菓子パンが用意されていて

自分で起きて1人でパンを食べ

団地組と一緒に集合場所に向かっていたのだが

一晩帰らなかった私は学校の用意を取りに家に行くと

鍵が開いていた。


恐らく私が帰ってくると思って

開けといてくれたのだろう。


ホッとしてそーっと家に入りリビングに行くと


父が起きて待っていたのだった。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ