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コピー勇者・フクシ  作者: 雪村 一
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第五話 盗賊団の捕獲

 僕たち3人が旅をする前、僕は、じいちゃんとばあちゃんに同時にコピーを使い精神的に激痛が起こり気を失った。

 次の日僕は、目を覚し、朝食を食べて旅の準備をして、ガッツとアロマのところへ行こうとしたときじいちゃんが僕に、

「フクシ、もし魔王のところに行って怖くて逃げたくなったら逃げてもいいんだよ」

 そう言って僕は、

「大丈夫だよ。逃げたりはしない」

 玄関のドアを開けて外に出てじいちゃんとばあちゃんは僕を見送り、

「気を付けるんだよ。」

 そう言って2人は手を振り、僕は、

「必ず魔王に復讐してくるよ」

 そう言って、僕は、ガッツとアロマの所に向かった。

 ガッツとアロマのところに着いたら、ガッツが笑顔で

「おお、フクシ」

 アロマが僕に、

「これからどうするの?」

 と聞いてきた。僕は、魔法鏡という手鏡サイズの道具をだした。魔法鏡は、自分の姿を写すことで自分の能力値がわかる道具だ。

「まずは、みんなの能力値を調べよう」

 そう言って僕は、魔法鏡でガッツとアロマの能力値を見た。ガッツは、攻撃力と防御力と体力に優れているが、魔力がないので魔法が使えず素早さが低い、武器はは木の棍棒だ。アロマは、攻撃力が皆無だが回復魔法などの支援魔法に優れている武器は小さい魔法の杖だ。

 僕の能力値を見てみると13歳の頃からのまったく上がってなかった能力値が噓のように上がっていた。昔は、兵士で強い剣士のじいちゃんの能力と、昔は、強い魔法使いのばあちゃんの能力とガッツとアロマの能力が使えるようになっていた。コピーする前は、下級魔法とふつうの人なみの剣術しかつかえなかったが、いまは、下級魔法から上級魔法、剣術も強くなっていた、武器は鉄の剣だ。

 僕は、あることを思いついた。

「2人とも、チェンジの力を使って能力値を変えるのはどうだろう。ガッツは、素早さを強くして魔法を使えるようにして、アロマは、支援魔法以外のことができるように能力値を変えてみない?」

 そう言ってガッツは、

「いや、おいらは、自分の力でみんなと協力して魔王を倒したい」

 そう言ってアロマが、

「私も自分の得意な支援魔法を生かしてみんなと協力して出来ないことを支えあうパーティーになりたい」

 僕は、二人にこう言った。

「わかった。僕たちは強くならなくちゃならない。そこでここから10キロ離れたところにある王都マクロに行って依頼をこなして強くなり、報酬でいい装備を買うのはどうだろう?」

 ガッツは、笑顔で、

「よし、それでいこう」

 アロマも笑顔で、

「みんなで強くなろう」

 そう言って僕たちは、王都マクロへ向かった。王都マクロへ向かう途中スライムという最弱モンスターに2体出会った。

 ガッツとアロマが戦闘態勢に入ろうとしているとき僕は、

「待ってくれ、やってみたいことがあるんだ」

 そういって、ガッツとアロマは戦闘態勢に入ろうとするのをやめた。

 僕は、スライムに手をかざしてデリートと念じてみた。そしたらなにも起こらなかった。次はチェンジと念じたがこれもなにも起こらなかった。そして僕は、スライムにコピーと念じスライムの能力をコピーしてからデリートと念じるとスライムは消えていった。

 もう一体のスライムを殴って倒した。スライムの死体に手をかざしコピーと念じたがなにも起こらなかった。僕たち3人は、モンスターを倒しながら王都マクロに向かった。

 モンスターと戦いながら勇者の力を使って僕の能力が分かってきた。どうやら最初にコピーで情報を読み取ってからでないとチェンジとデリートは使えず、死体だとコピー、チェンジ、デリートが使えないようになっているようだ。相手にコピーを使ってから相手がダメージを受け、コピー、チェンジ、デリートを使うとコピーしてからのダメージが僕に精神的にダメージがくるようになっている。自分の姿を変えるために自分にチェンジを使ってみたが自分への精神的にダメージはこないようだ。

 こうして僕たちは王都マクロに着いた。

 王都マクロに着いてまずは、依頼所というところに行って盗賊団を捕獲し、兵士に渡して報酬をもらう依頼をやることにした。盗賊の能力をコピーする必要があるからだ。

 僕たちは盗賊団がいる洞窟にたどり着いた。盗賊団は、洞窟の奥にいるらしい。

 洞窟の入口の所にブラックバットというモンスターがいたので、ブラックバットにコピーを使い、チェンジでブラックバットの記憶を消し自分の記憶に変えて、ブラックバットに盗賊団の偵察をさせた。

 偵察から帰って来たブラックバットにチェンジを使い偵察に行った記憶を見て記憶を元に戻してブラックバットを逃がした。

 盗賊団の部下は5人でボスは1人で見た目は30代くらいで武器は全員ナイフだ。

「2人とも盗賊団はたぶん素早いだから作戦をたてよう」

 僕が作戦をたてて、作戦を2人に話し、実行した。

 僕とアロマが盗賊団のところに行って、ガッツが入口で他の仲間が来ないか見張っている。

 洞窟の奥に行ったら盗賊団の部下5人とボスがいた。

 盗賊団の部下たちが、

「なんだお前?」

「お前ここがどこだかわかっているのか?」

 そう言って僕は、

「僕たちは、お前たちを捕獲しに来た」

 盗賊団の部下たちは、

「なんだとならお前たちをここで殺してやる」

 そう言って、僕とアロマ、盗賊団の部下たちは戦闘態勢に入った。

 僕は剣術で盗賊団の部下たちのナイフを素早く破壊して動揺しているすきに、王都マクロに来る前にモンスターをコピーして得た魔法スリープを使った。盗賊団の部下たちは眠りだした。

 盗賊団のボスが僕に、こう言った。

「なかなかやるじゃないか。俺の名は、シープだ。お前の名前は?」

 僕は、盗賊団のボスに、 

「僕は、コピー勇者フクシだ」

 盗賊団のボスは、にやりと笑い、

「フクシよ。戦いに勝つにはどうすればいいと思う?それは、逃げるが勝ちだ!」

 そして、シープはものすごい速さで洞窟の入口に向かった。

 アロマは僕に素早さが一時的に上がるスピードをつかって、僕は、シープを追いかけたが、シープの素早さが高くて追いつけなかった。

 入口の所にはガッツがいて、シープが、

「どけ、邪魔だ!」

 そう言って、走りながらナイフを構えガッツに攻撃しようとするが、ガッツの足元にはあらかじめ掘ってあった落とし穴があった。

 シープは、落とし穴にはまり、ガッツは木の棍棒でシープの頭を叩きシープは気を失った。

 盗賊団たちを縄でしばって盗賊団たちにコピーを使った。そして、今まで生きてきて受けたダメージ、ガッツがシープに攻撃したダメージが精神的に来て僕は気を失いそうになった。

 盗賊団を兵士に渡して、報酬をもらい僕たち3人は、レストランで食事をし、宿屋で休んだ。

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