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社長の決断

作者: 蒼狗

ぞうさん、象さん、増産……テーマをくれたのはお子さんでした。ごめんね坊や。きちんとした象さんを書いてあげれなくて。でも他の人たちが象さんで書いてたから。

 会議室には重い空気が流れていた。会社の今後を左右する重大な決断を社長は迫られていた。

「社長、ここは機械を購入し製造ラインを一つ増やすべきです」

「いいえ社長、確かに今は好調ですがこれから先どうなるかわからないです。今増やすのは危険かと」

 話し合いは白熱していく。確かに今の段階で新しい機械を増やせばそこにかかったコストは上がった分の売り上げで取り返せるかもしれない。だが、この好調な売り上げがこの先も続く保証はどこにもないことを考えると現状維持が妥当なのかもしれない。

「挑戦すべきです」

「このまま行くべきです」

 社長は目の前にあるフィギュアを一瞥すると決意したかのように言い放った。

「よし、増産だ! 象さんだけに」

 象のフィギュアを突き出し社長は言い放つ。町の動物園に象がやってきてからしばらくたったときの出来事だった。

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