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AIに恋の悩みを相談したら、翌日ヒロインが真っ赤になっていた  作者: どいる


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第2話 クラスの役割決め(前半)

昼休みが終わり、教室にざわつきが戻る。

担任の先生が教室へ入ってきた。


「はい、席につけー。今日は係決めやるぞー」


その一言で、教室の空気に緊張が走る。


(『俺たち友達だよな』を確認する“毎年恒例のイベント”……)


俺は窓際でそっとため息をついた。

こういう時、俺みたいな“カーテン君”は基本ノータッチだ。

間違っても立候補なんてしたら今年一年が終わる。

静かに傍観者であり続け、余り物として加盟するのが得策だ。


ただ——

隣を見ると、瀬戸さんが顔を伏せていた。

表情はいつも通り薄いけど、ギュッと手を握っている。


(瀬戸さん、こういうの苦手そうだよな……)


先生が黒板に係一覧を書き始める。


・図書

・美化

・広報

・行事

・生活

・風紀

学級日誌ペア


そして最後に、さらっと言った。


「今年の学級日誌は“男女ペア”でやるからなー」


教室がざわつく。


(男女ペア!? いやいやいや、拷問もとい青春イベントじゃん……)


先生は続ける。


「立候補いなかったら……くじ引きで決めるぞー」


くじ引き。

その言葉が、教室の空気をさらに重くした。


(くじ引き……いや、立候補がいるはずだ!

 ここで陽キャたちよ、出番だぞ!)


俺の予想に反して、

陽キャたちはグループでやれる別の役割に就任してしまい、

結局、立候補はいなかった。


「はいー、立候補いないのでくじ引きにします!」


(当たらないでくれ……いや、でも瀬戸さんと……いやいやいや!)


「まず男子なー」


先生の少し毛の濃い手が、茶封筒で作られた簡易的なくじを引く。

引いたその手に掴まれた紙は、折り畳まれずに入っており、

『宮』の字がチラ見えした。


(宮、宮、宮、俺しかいないやんー!!)


「——はい、一宮」


(終わった…… 女子よ、、せめて、選ばれてもウワーとか言わんでくれ…)


先生が女子側のくじを引く。


「じゃ、女子の学級日誌は……瀬戸ー」


瀬戸さんが静かに立ち上がった。


(え……? え……? えええええ!?)


「一宮と瀬戸、ペアなー。一年間よろしく」


一年間。

その言葉が、頭の中で何度も反響する。


瀬戸さんは、ほんの一瞬だけ俺を見た。

驚きと、少しの困惑と、緊張が混ざった目。


(……なんか、申し訳ない……でも、でも、でも、ちょっと嬉しい……)


周囲の嫉妬の目が気にならないぐらい、

申し訳なさと嬉しさに感情が揺れていた。


カーテンのように、ひらひらと。

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