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閑話ネタ42.5話 教えて!ウェン左衛門!

∇アナタはネタ波動次元斬に切り刻まれネタ次元に落ちてしまった!∇


∇ここでは一切が本編に影響しないし、登場人物本人が知らないことを知ってたりする!∇




「フハハハは!よくぞ来た!私こそ主人公!私こそ魔女!私こそウェンディーナ・ヘクセ・ローゼンクランツである!」


「みなさ〜ん!覚えてるかしら?ベル・クッシュマンよ!」


「おお!ベルではないか!今回は本当に久しぶりだな!進学したら連絡を取り合わなくなった友人ポジみたいになるかと思ったぞ!」


「やけに具体的ね?でも安心して良いわ。このコーナーは絶対に死守するから」


「いつかヒサメに取られてそう…。って、そんな事はどうでもいい!早速今回のお題をどうぞ!」


「はぁ…。この役回りのせいで毎回無知キャラになるのはどうにかして欲しいわ」


「そんな悩みはどうでもいいから!早く早く!今回は国の価値についてでしょ!」


「貴女、自分で言っちゃってるじゃない。でも、言われてみれば不思議ね。聖遺物や金貨とかと違って国に実体は無いもの。国境線とかが空から見えるわけでもないし」


「そうそう!その事について今回は説明するぞ!スバリ!概念などの虚構にも価値は付く!」


「つまり、どういう事?」


「一つずつ説明しよう!例えば国や民族などは実体として現実に存在する訳では無い。あるのは土地と人だけだ。その土地に、アストラリス帝国というラベルは貼られているか?人の頭にエーグル人という旗が刺さっているか?どれもNOだ!」


「確かに言われればそうだけれど、でも、私達はそれを識別するわよね?それは何故かしら?」


「うむ。それは私達が共有の概念を持ち合わせる事で、物事を解釈して認識しているからである!人が林檎を見た時、万人はそれを林檎だと理解する。炭素と酸素と水素に加えてカリウムなどが含まれた有機物と認識する奴は極稀である!つまり!これこそが解釈であり、共有された認識である!」


「おお!前回と比べて今回はわかり易いわね。で、その解釈がどうかしたの?」


「つまりだな、ドクターが持っていたパレスイグナの頭蓋を例にあげると、実体としてあるのは人の頭蓋であり、カルシウムで出来た無機物であるとも言える訳だ」


「そうね。骨は只のカルシウムだもの。私も少し話が見えてきたわ」


「うむ。つまり、パレスイグナの頭蓋が聖遺物になったのは、人々がそこに逸話などの物語が付随し、価値があると解釈したからである。と云うことは、人々は只のカルシウムに価値をつけたのではなく、人々の間で共有された"カルシウムに付随する物語"に価値をつけたのだ!」


「物語、つまりはフィクション(虚構)ね。段々と話が結論に近づいてきたわ」


「今回の授業の結論として、人々は虚構にも価値をつけていると言える訳だ。国も物語も全ては虚構!全ては人々の思い込みである!」


「綺麗に纏まったわね。実体が無いものにも価値があると云うのは不思議な感覚だけれど、納得はできたわ」


「それは良かった!時間もまだある事だし、他に聞きたいことはあるかな?」


「そうね。話は変わるのだけれど、統治権の事についてよ。貴族が好き勝手できるのなら、国民は逃げ出さないのかしら?」


「それを説明するには、統治権についてもう少し詳しく話そうか。大権から腑分けされると説明されていたとおり、統治権を用いて国全体の価値を利用ことはできない。全体から切り分けられた部位の一部だからね。デュークで例えるなら、デュークが統治するニーズヘッグの価値だけが統治権で利用できる感じ」


「なるほどね。統治権と云うのは文字通り、術者が統治する場所のみを参照するわけね」


「そう。だから、その領地に人々が価値を感じなくなったら"ユディカティーヴェ"は使えない。つまりは革命されるかもってこと」


「納得いったわ。革命されたくなければ、統治者は民衆に「この領地はいい所だ」と思わせなくっちゃいけないわけね。だから統治者である貴族たちはせっせと内政に励むと」


「そうそう!だからアストラリス帝国では悪政が蔓延る事は少ないんだ。ただ、政府を批判するような言論は許さない所が多いけど…」


「悪口は価値を毀損するものね。それじゃあ、ニーズヘッグはどうなの?あまり良い政策を敷いている様には思えないけど」


「あ〜、あそこは要衝としての価値が高すぎるから、政治がマイナスでも結果的に大幅なプラスになるんだ」


「ズルイわね!」


「あとそれと、悪政を敷いた例としてバロックの故郷を覚えてる?薬が蔓延して貴族が逃げ出したってやつ」


「そういえばそんな話も有ったわね。それってもしかして…」


「多分だけどユディカティーヴェが正常に発動しなくなったんだと思う。価値が無さ過ぎて」


「貴族も意外と大変なのね。デュークを除いて」


「部長もそうだけど、先代に仕えていた古参組って皆リーデお嬢様の事嫌いだよね」


「嫌いっていうか、価値観の相違ってやつよ。貴女は気にしなくて良いわ」


「まぁ、そういう事にしておくよ。という事で今日は此処まで!最後にとある偉人の言葉を残して終わろう!」


『人とは、積み上げた虚構の螺旋を彷徨う旅人である』


「それじゃあ、Tschüss(バイバ~い)!」


「Auf Wiedersehen(また会いましょう)」




∇あなたはネタ次元から抜け出した!∇

∇アイテム【価値について2】をゲットした!∇

∇補足:ベルは知らないフリをしているだけ∇

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