表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
青が霞む  作者: いつ
2/16

2

映画当日の朝、俺は非常に腹が痛かった。

緊張からなのか、体調が悪いのか…。

俺は無事に映画を見終わることが出来るのだろうか。

新しく入った後輩は背が低く真面目で努力家で気が遣える無愛想な子だった。

俺はこの間の食事会で驚いた。

あの子何と産毛なのか薄らぼんやり少し髭があったのだ。

小さくてかわいい子は好きだ、だが可愛くてずっと見ていられると思ったら髭があった。

本当に女の子は処理をしているのだと、そこで初めて知ったよ。

目の前にいる彼女はずっと一人で無愛想に、でも楽しそうに話しかけてくれる。


彼女を気になったのは、まず俺の好みの背が低くて可愛らしいところから、それが段々と物をはっきりと言う子だと知っていった。

初対面の彼女は眉間にしわが寄っていたので、

俺は「どうしたの?」と声を掛けると「いえ。」とスルーされた。

それでも気になった俺は「何か分からないことかー?」と軽く話しかけた。

すると彼女にこう言われた。

「…背が高いから見下されているみたいで不快だなと。」

可愛らしい見た目で何とも毒舌だ。


そこでますます彼女が気になり彼女を目で追うことになった。

俺ってもしかしてドMなのか?

それから彼女とアニメやゲームの話で盛り上がった。


なので映画館に誘うことにした。

どことなく一線を引かれているが、楽しそうに話してくれるからいけるかな?

それが本心だ。


ところで彼女は髭をそって来るだろうか。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ