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蝉鳴村殺人事件  作者: 奥田光治
第四部 決戦編
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読者への挑戦状2

 親愛なる読者諸君に告ぐ。今、あまりに長く、あまりにも複雑で、あまりにも多くの謎を抱えていたこの事件もほとんどの謎が解明され、今度こそ正真正銘のクライマックスを迎えようとしている。ここに至って、最後に残された謎はただ一つ……『十年前、すなわち一九九七年八月十三日に、鳩野観光の夜行バスを爆破した人物は誰か』というこの一点だけである。そして、その容疑者はすでに三人にまで絞り込まれている。果たして、読者諸君はこの最後に残った謎を解き明かす事ができるだろうか。


 前提条件として、今回の犯人は間違いなく本文中に出てきた三人の知事のうちの誰か一人である事はこの場で明言しておく。読者諸君のすべきことは、これまでの様々な情報を精査し、三人の知事のうち一人を犯人として指名し、そしてその人物が犯人である事を立証する明確な証拠を提示する事である。そのための手掛かりはすでに出揃っている。後はただ、推理をするだけである。


 今度こそ、これがこの物語の最後の謎である。もはや難しい事を言うつもりはない。今までに出てきた情報を整理し、そして全ての決着をつけてほしい。読者諸君の健闘を祈る!

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