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蝉鳴村殺人事件  作者: 奥田光治
プロローグ
1/26

※読む前の諸注意&蝉鳴村見取り図

 本事件は、拙作『イキノコリ』の直接的な続編である。一応、『イキノコリ』を読まずとも内容を理解できるようにはしているが、作中で『イキノコリ』で明かされなかった一部の謎の解明が行われている上、そもそも冒頭部分で『イキノコリ』事件の真犯人の名前を思いっきり暴露しているため、可能であれば、そちらを先にご一読頂く事を強くお勧めする次第である。


 また、言うまでもない事だが、この作品は最初から最後まですべてフィクションである。世界観こそ現実の日本を舞台にしているが、いかなる実在の人物、事件、団体、組織、役職などとも一切関係がない事をここに明記する次第である。今回は内容が内容であるため、この点については作者としてあらかじめ強く明言し、その上で読者の方々にはご理解頂けるようお願いしたい所存である。


 最後に、この事件には百名を超える前代未聞の大量の登場人物が出てくるが、作品構成の都合上、この手の推理小説でよくある登場人物一覧表を作成できない事はあらかじめ申告しておく。一応、現時点では全てが明らかになる連載終了時点で巻末に参考資料として登場人物一覧表を掲載するつもりではあるが、その旨、あらかじめ了解して頂きたく思う。


挿絵(By みてみん)

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