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”元世界一位のFPSゲーマー、転生後はチートの力で無双します”。  作者: 煌星
第一章 過去との別れ、新しい人生
4/13

一話(3)

これにて1話終了となります!

ここまでをプロローグにしようか悩みましたが、長すぎたのでやめました(笑)

「......人間さんですか?ここに来るなんて、恵まれてますね。」


上品でおっとりとした聞きやすい声。

神とか仏を信じたことは無いが、実際対面してみると......

人々が信仰する理由が分かった気がする。


「恵まれてる?そんなはずないだろ。」

「え?」


死んだことには納得するしかない、事情だから。

神に会えた、死の苦痛を味わうことが無かった、それは確かに恵まれてると思う。

だけど、恵まれてるとは思えないし腹が立つ。


「せっかく世界一位になったのに。死んでしまったなら、俺らは”元”世界一位で世界二位だった奴が一位になる。最悪だ。」

「確かにそうですね。」


やっと手に入れた世界一位。

その瞬間の喜びを、観客と共に味わうことすら出来なかった。

優勝と同時に死んだ伝説の世界一位なんて、そんな不運な称号はいらない。


「聞いてください、人間さん。」

「とりあえず聞きますけど、どんな内容ですか?」

「異世界転生にご興味は?」


転生、何年前の話だ?

俺がガキの頃に流行ったジャンル、俺はあんまり知らない。けれども......


「興味ある。だが、いくつかお願いを聞いて欲しい。」

「なんでしょうか?その前に、先に言っておくことがありました。......貴方の相方さんも亡くなっています。」

「察してた。それを踏まえての頼みだ。」


やっぱり、セラも死んでたか。

俺的には生きて世界一位として存在してくれれば、クランマスターとしては嬉しかったんだけどな。

死んでしまったなら、考えがある。


「1つ、死んでしまった相方と異世界転生させて欲しい。2つ、俺らにチート能力を与えてくれ。」

「......」

「チーターになって、新しい人生を楽しませて欲しい。

そして魔法のチートスキルだけじゃなくて、FPSゲームのチートも使わせてくれ。」

「お易い御用です、お2人は特別な人なので。」


あいつは異世界転生なんて望んで無いかもしれない。

死後の世界があって、そこで過ごしたかったと言うかもしれない。

俺はそれでも相棒とは一緒にいたい。

2年間、毎日毎日ずっとゲームをして笑った仲だから。


「目を瞑ってください。次に目を開けた時は、新しい人生が始まっていますよ。」


30秒ほど、この神秘的な空間を目に焼き付けてから目をつぶった。

美しく、神々しい場所。

次来る時は悔いの無い、最高の人生を送った後だ。


......産まれましたよ!元気な男の子です!」

「君の名前は”アストラ”だよ。私がお母さんだよ、これからよろしくね。」


俺の名前......親がいると言うのは嬉しいことなんだな。

前世の俺は親がいなかった、と言うより物心つく前に死んでしまったらしい。

どんな人だったのか、今でも少し気になるな。

......なんて、昔の事を考えていても仕方がない。

新しい人生を最大限に楽しんで、生きてやる。

読んでいただき、本当にありがとうございます!


「つまんないから★1」でも、「面白いから★5」でも、「なんか筆者が腹立つから★1」など、軽いノリで下の★やブックマーク、感想で素直な気持ちをぶつけてくれると嬉しいです!

とてもモチベーションがあがるので、どんな時も評価お待ちしてます!

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