表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

死期渡し

作者:界達かたる
 弟は剃刀を抜いてくれたら死なれるだろうから、
 抜いてくれと言った。
 しかしそのままにしておいても、
 どうせ死ななくてはならぬ弟であったらしい。
 それが早く死にたいと言ったのは、
 苦しさに耐えなかったからである。

 苦から救ってやろうと思って命を絶った。
 それが罪であろうか。
 殺したのは罪に相違ない。
 しかしそれが苦から救うためであったと思うと、
 そこに疑いが生じて、どうしても解けぬのである。
(森鴎外/『高瀬舟』)
1
2021/08/29 19:00
2
2021/08/30 07:00
3
2021/08/30 19:07
4
2021/08/31 07:00
5
2021/08/31 19:00
6
2021/09/01 07:00
7
2021/09/01 19:00
8
2021/09/02 07:00
9
2021/09/02 19:00
10
2021/09/03 07:00
11
2021/09/03 19:00
12
2021/09/04 07:00
13
2021/09/04 19:00
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ