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二十六話 家族で楽しめる遊園地を作ろう

「サナエさん。少し気が付いたことがあるのですが。巷には遊園地と言うものが無いのですが? 小さな子供を遊ばせるところなんだけど」


「そうですね。プチダンジョンに行けない、よちよち歩きの子は、親といっしょに広場か近所の散歩程度ですね」


「じゃあ、遊園地設置計画を作ってみようかな」

僕は、計画を練った。ナズナも加わって。


「この計画で、各国に御触れを出そうと思うけど、どうかな?」


『遊園地を設置せよ!』

  1、村には一か所、町には人口千人あたり一か所、面積は10000平方メータ程度。

  2、遊具を備えよ。(魔女からサンプルを支給する)

  3、芝生の緑地、砂場、椅子、東屋などを備えよ。(見本は魔女の別邸にあり)

  4、見通し良くすること。公園内に出店は禁止。

  5、管理は、国が行う。


 各国に、魔法学園の一角に、遊園地のジオラマを作ってもらう。そして、魔法学園の遊園地研の承諾を得ることを条件にする。魔女側は支援はするが直接は手を出さない。魔法学園には、各国の王族もいるので、彼らの自主性に任せる形にする。


 「どうだ! サナエさん」僕は自信満々に言い放った。

「うーん。まあ、やってみますか」


どうも、今一つ乗り気に見えないね。


 とにかく、魔女サイドの了解を得られたので、早速『遊園地研』を発足させた。

リーダは、スローン王国の第3王女メアリーにしようか?。ちょっと幼いけど、子供好きだとの調査結果からと、ガルバ王国第3王女のサチからの推薦もあったので。



早速メアリーを呼んで計画を話し、意見を聞いた。


「参謀には、機動力のあるものが良いのじゃが。メアリ心当たりはないかえ?」

「あの、できればガル様をお借りしたいのですが?」


「「「え!」」」


サチ、クロエ、カナン、僕の声が揃った。

「なぜに?? ガルは食いしん坊で役に立たないよ!」カナンがガルの背中を叩く。


「痛いじゃねーか。やってみなきゃわかんないだろ?」

「メアリ、お勧めできないけど。どうして??」


「ガル様は、おやさしいし、押しが強そうなので」

顔を赤くして、ぼそっと呟くメアリの顔を見て、


「「「まあ、いいか。いつでも取り替えるからね!」」」4人の声が揃った。

「ひどいじゃねーか!」ガルが吠えた。


 後で、判明したことだが、メアリとガルはちょっとした出会いがあったそうだ。そして、各国からメンバーを1名選出して、遊園地研が発足した。これで、軌道に乗った。後は仕上げをごろうじろだ。


 魔法学園は、唯一横のつながりがあって、王族や有力者の子弟が入っている。だから、これを使わない手はない。魔女が全て仕切ったのでは、民の自主性が損なわれるそうだ。サナエさん曰く。

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