夜空ちゃんぴーんち☆ ~後編~
さあ!たいへんです!! 蹲ったまま身動きもできない夜空ちゃんに、飢えたケダモノのような全校の教師と生徒が一斉に襲い掛かりました!!
「ははははは。強姦を開始せよー!!!!」
「ま、まさか、あれで、●、●っ、●、●、●…!!!!!!」
ナレーター:「なんですか夜空ちゃん、その●ってのは?」
夜空ちゃん:「え…、そ、そんな…。く、口に出して言わなくちゃならないんですか……!!」
駄目ですね、所詮は生娘です。そうこうしているうちに、大量の教師と生徒は、まるで流れ作業でもこなすみたいに、順次連続的に夜空ちゃんの体の上を通り過ぎていきました。
夜空ちゃん:「何ですかナレーター、このオザナリな強姦実行の行為描写は?」
ナレーター:「う、うるさいっ!! 実際にヤッタ事もないのに細かい行為プロセスを描写できるわけがないだろう!!」
夜空ちゃん:「ぎゃはははは。」
行為が終わって、すっかりご満悦の教師と生徒たちは、いまやスクリーントーンが均一に貼られた黒目をして、口から少々よだれを垂らしながら、なにやらナヨナヨと横たわる夜空ちゃんを取り囲んだまま見下ろします。
「ふふふふふ、これでキミも、その『スカートが恥ずかしいがために脚を挙げられず、鎖ざされた校門を越える事もできない』などというその異常な性癖を解消されたはずだ!! さあ、生まれ変わった夜空くん、今こそ遥かなる校門を越えて見せたまえ!!」
相変わらず均一に塗りつぶされた瞳をしたまま、機械人形が命令自動で稼動するかのように、とつとつと校門を越える夜空ちゃん。もちろんぱんつは丸見えです。
校長先生が重々しく言いました。
「すばらしい!! 純白だな!!」
純真な全校生徒(男女共)は目を輝かせて応えます。
「はい! 眼福の至りです!! 感動しました!! この感動を次は日本で!!」
校門の向こう側に降り立った夜空ちゃんは、まるで強姦されてトラウマを受けた女性か何かのように(笑)、ふらつく覚束ない足取りで、日の照りつける路面の上を、ヨタヨタと学校から遠ざかっていきます。
「これにて計画は成功裏に終了といっても過言ではない!! 全校生徒の諸君! 教室に帰投し授業を再開するがよい!!」
「はーい。」
全校生徒と教師は、校舎に引き揚げていきました。
学校を出た夜空ちゃんは、三分ほど、相変わらず覚束ない足取りでふらふらと歩き続けたところで、突然路地の塀際で「うっ…!!」と短く声を発すると、急にめくれてもいないスカートの前を両手で押さえ込んで蹲ってしまいました。
ナレーター:「どうしたんですか夜空ちゃん?」
夜空ちゃん:「う、ううううう、…う、う…。嫌…。は、恥……、…」
どうやら、さっき校門を越えるときに見えたぱんつの恥が、遅延効果を伴って襲来してるようです。集団強姦によって性に目覚めた夜空ちゃんは、別にぱんつが見えても平気になったワケではありませんでした! ただ単に、見られたあと、三分間だけ恥ずかしいのを我慢して活動できるダケみたいです!!
ナレーター:「夜空ちゃん、しっかりしてください…!」
夜空ちゃん:「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(泣)」
あ、泣き出してしまいました。駄目ですねこれは。
十二分ほど泣き続けてようやく立ち上がった夜空ちゃん。よくみると、いつもの勝気な表情に戻っていて、目には悪意が満ちています。
「ゆ、許さん…! この夜空さんに、よくもこんな変な性癖を植え付けてくれて…!! ただ単にぱんつが恥ずかしいだけなら兎も角、見えたあと三分間だけ活動できるなんて、何かの冗談で設定したSF設定みたいな設定は何なの……!!」
ナレーター:「夜空ちゃん、怒ってるんですか?」
夜空ちゃん:「はい☆」
あ、にこやかに笑いながら、さわやかに言い切りましたね。ではここで実験です。夜空ちゃんのスカートをめくってみましょう。
(ナレーター、夜空ちゃんのスカートをめくる。)
夜空ちゃん:「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(泣)」
ナレーター:「夜空ちゃん、しっかりしてください…!」
夜空ちゃん:「う、ううううう、…う、う…。嫌…。は、恥……、…」
ナレーター:「夜空ちゃん、しっかりしてください…!」
夜空ちゃん:「自分でめくっといてナニ言ってんだテメェぶっ殺すぞ…!!」
ナレーター:「メーデーメーデー、ワレ、暴走した初号機…、もとい夜空ちゃんに一方的に暴力的強襲を受ケツツアリ。至急救援を求む…!!」
夜空ちゃん:「ぎゃはははは、バーカ。誰も助けになんか来ネェぞ…!!」
ナレーター:「ではここで実験です。夜空ちゃんのスカートをめくってみましょう。」
夜空ちゃん:「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(泣)」
ナレーター:「夜空ちゃん、しっかりしてください…!
夜空ちゃん:「う、ううううう、…う、う…。嫌…。は、恥……、…」
ナレーター:「ははははは。この隙に逃げることにしましょう…!」
スクリーントーンが均一に貼られた黒目をしてフラフラと道を行く夜空ちゃん。小学生の男の子が一人、何か学校で楽しいことでもあったのか、はずむ足取りで反対側の路肩を行くのが彼女の目に入りました。夜空ちゃんは突然とんでもない勢いでボクチャンのドテッパラを蹴り付けました!
夜空ちゃん:「ぎゃははははは、ぼく~? いたい~? いたいよね~? いたいってこういうことなんですよ~。おべんきょうになるよね~。お姉さん、とても親切で優しいから、通りすがりのぼくについ教育しちゃった~。か・ん・しゃ・しなきゃだめだよ~。」
ぼく:「ぬーぬーんーぬー(腹を押さえてのたうち回っている)」
ナレーター:「夜空ちゃん、『教育』ってなんだか分かってるんですか…?」
夜空ちゃん:「え…、もちろんよ! 暴行したあとお説教することでしょう…!」
ナレーター:「あなた自分の学校で何教わったんですか…?」
夜空ちゃん:「だって教育概論の教科書にそう書いてあったんです…。」
ナレーター:「なんですか、高校の授業で『教育概論』って…?
夜空ちゃん:「でもそういう授業があったんです! 教科書だって、ほら…!」
ナレーター:「なんですかこのミミズがノタクッタような鉄筆の筆跡で埋め尽くされた藁半紙の束は?」
夜空ちゃん:「…教科書です…!」
私は夜空ちゃんの左肩に右手を置いて、彼女の目を見てゆっくりと言いました。
「キミ、騙されているよ…。」
夜空ちゃん:「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(泣)」
ナレーター:「夜空ちゃん、しっかりしてください…!」
夜空ちゃん:「う、ううううう、…う、う…。嫌…。は、恥……、…」
夜空ちゃんは、まるで強姦されてトラウマを受けた女性か何かのように(笑)、ふらつく覚束ない足取りで、日の照りつけるアスファルトの路面の上を、暗い目をしてよたよたと彼方へと遠ざかっていきます。何かぶつぶつと口走っていますよ…。
夜空ちゃん:「ふふふふふ、全校生徒と教師全員の顔と名前は記憶している…。ヤツラめ…、絶対に復讐してやるぞ…。」
心地よく日の照る初夏の昼下がりの郊外の街中、ふらふらと行く彼女は遠ざかってゆきます。やがて、道路標識と電柱の陰に隠れ、横合いの路地にでも入ったのか、そのまま、その姿は見えなくなりました…。
(完)