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小和田山編 20150523

能勢電鉄山下駅から阪急バスで終点“豊中センター”を降り、スタートは8:40となった。京都府境まで3分程、このバス停が大阪府最北端であろうか。日曜日が雨ということで土曜日に出た。


道路の境界標識、“京都府亀岡市”を確認し、東側ラインを見る。15m程下れば川がある。渡れそうなところを物色し、飛び石で川を渡る。


山を見れば道は無さそうだが、府境ラインを登り出す。

今日は“小和田山”を経由するが、その手前には、道がある点線ラインが地図にある。まあ、楽勝だろうと楽観視。


尾根を辿り登れば良しと、順調にヤブを漕ぐ。地図のP585がやや縦長のピークとなっており、そこを縦長に進まず左の分岐尾根にやり過ごすのが府境ラインであるが、やり過ごせないのが尾根を辿るサガ。少し進んで何かおかしいと、GPS位置を確認すると、案の定行き過ぎている。まもなく下るべく尾根を見つけ再度ヤブを漕ぐ。イバラが混じっているのが厄介である。


地図上ではここら辺から、点線があるが、道ははっきりしていない。痩せ尾根をはずさないように進む。左方にここを歩いたら気持ちいいだろうなと思う刈り払いが下っていたが、丁寧に前方の尾根を行く。下りだしたら急にヤブが濃くなり、進みづらくなってきた。

これはやばいとまたGPSで現在地を確認すると、府境の曲がり角を行きすぎ、別のP585を抜けていた。結局ここを歩いたら・・・と思ってった所を下るのが正解だが、戻るのに2回ほどのロス。

二つの585mピークで惑わされるはめとなる。


なんとか“小山田山”への道に出て進んだが、道の3m横に野うさぎを発見した。結構周囲と溶け込み目立たない様子でたたずんでいたが、写真を撮ったら気づかれ、跳ね逃げていった。大阪府といっても、都心を離れたら自然が残っている。今回ウサギのほか、シカはいつものように「ケン、ケン」啼いているし、がさがさとキジが飛び出してきたり。動きがすばやくなかなか目に入らないリスも確認できた。へたくそなウグイスと、ラッスン鳥ホトトギスも行動中近傍でさえずっていた。


11:40ピーク広場は展望がなく、大阪50山に選出されているにもかかわらず誰もいない。コンビニで買ったおにぎり2個で昼飯とする。


府境に沿って道があり、クマザサでない小ぶりの笹も30cmほど掻き分けられている。一度“釈迦ヶ嶽”方向に誘われラインアウトするも、右の送電線を意識して、国道477号の2車線道路に降り立ち府境の標識を確認する(13:17)。ここは摂津-丹波の関所があったそうで、地図には出てないが“ひいらぎ峠”というそうだ。これまでは誰にも出会ってなかったが、車は結構行き交い、ロードレーサーが峠で止まった。最近は愛好家が多いようで、峠道などよく出会う。下りは気持ちよさそうだが、前輪を振り振り上るのは頭が下がる。太ももも太くなるはずだ。

行動距離、内容も十分で、ここから1km強下れば、“奥田橋”というバス停があるはずだが、先を稼いでおこうと、国道を西に分け入る。


樹林帯はまあまあ歩きやすく、途中1mほど突き出た石道標に出くわした。「第二号標従是(南摂 北丹)境界」と先ほどのひいらぎ峠、前回の剣尾山付近にも見られたが、明治の時代の行政(大阪府及び京都府)の仕業であろう。いかにしろ、この標により境界を歩いていることを実感できる。「第三号・・・」を見つけ、「第4号・・・」も出てくるかと期待したが、今度は関西電力の埋まった石標となった。進む右手南側は関西電力の能勢変電所である。ちょうど府境添いに柵が作られている。


道状なものも送電鉄塔で切れ、手入れのない杉の植林地の急斜面を下りる。先に水の音が聞こえ、取り合えずあるだろう川を目指し2m置きの杉を手がかりにずりずりと下る。府境ラインはこの川の手前を川沿いにトラバースしていたが、急斜面なため一度渡渉し京都府側から囲うこととした。なんとか川に出たが、容易に渡れそうもない。飛び石戦法も及ばず最後には右足を水の中に。

川の向こうには舗装道、右靴の中の水もそのままにテクテク進むと、近畿自然歩道の道標が、右の鉄製つり橋方が歌垣山だと。(15:22)


ライン辿りはここまで、2km先の“奥田橋”14:03のバスに乗るべく道標の歌垣山方向へ。谷を抜けている道だが、疲れた足に鞭を打つように結構登る。次は18:21発なのでどうにか間に合わないかと、Google Map で到着時間を調べようとするもサービス圏外である。間に合わないなら急ぐ必要はない。

下り舗装道路は、大きく右に迂回しておりショートカットできるかとも思ったが、急がば回れとした。ネット回復し確認すると、徒歩16:05着。バス停では少なくとも一息つく10分の余裕がほしいが、そうもいってられない状況。早足で行けばバスに乗れる。そう思った。

バス停のあるはずの場所に来たが見つからない。すると目的の阪急バスが行き過ぎた。手を挙げて「乗せてくれ」とやったほうが良かったが、何を恥ずかしがったのだろう、素知らぬふりで見送った。


道端で水筒の水を飲み、タバコをふかし、2時間以上も時間をつぶせない。もしかして別の路線のバスがないかと交差点となる2km先の“倉垣”まで歩くが、休日は運行していない。あきらめて“山旅ロガー”の測定を停止。13.3km 8時間2分の行動となった。


その後自販機のジュースを飲み、右靴も脱いで少し乾かしたが、時間は進まない。充電用電池を持ってこなかったスマホの電池残量もなくなり、コンビニでもないかと歩き出す。3km追加ロードして野間というところで、結局2時間後と同じバスに乗り、能勢電妙見山駅へ。


タクシーが空車で走っていたら乗っただろうが、そんな雰囲気がまったくない。自転車の小学生が見知らぬオヤジに挨拶する、大阪府豊能郡能勢町である。



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