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3章14節 買い物3

「お待たせいたしました。ご注文の品は以上でよろしかったでしょうか?」

「あぁ、はい。大丈夫です。ありがとうございます。」


この赤い屋根の店「ギーター」は肉を主に扱う料理店らしく、頼んだ物のほとんどは肉料理だった。あたりが茶色だらけで、真ん中に置かれたサラダがより際立っていた。

先ほどのこともあり、ここの料理にがっつこうという気にもならずに、少しの間ジッと眺めていた。


「おい、ヨウヘイさっきのことまだ気にしてんのか?俺は気にしてないぜ。」

「いや、その事じゃないんだ大丈夫。」

「お、おう・・なんかそういわれると少し傷つくな・・・」

「あ、あぁなんかすまんな。さぁ、久々の肉だし、シルのおごりだし、食おうぜ。」

「シルさんごちそうさまでーす!」

「え?なんでそんなことなってんの?ねぇ。ちょ、無視しないで。ねぇ。」


余り気も乗らないが、空腹感もある。とりあえず何かは口にしよう、と思い近くにあった牛肉のようなものを口に運ぶ。

これが思いのほか硬く味もしっかりしており、米国人好みの味付けであったため気づくと3分の1は1人で食べてしまっていた。


「おぉヨウヘイ美味いか?久々の肉だもんなぁ!これも美味いぜ、ほら。」

「あぁ、ありがとう。そういやパンのようなものはないのか?」

「パン?あぁパムな。悪い悪い回りがうるさくてパンに聞こえたよ。そういや、頼んだけど来てないな。」


しまったうっかり癖でパンと言ってしまった。村に来たときに同じ間違いはしたが、地球でのステーキに似た肉を食べたせいで自然と慣れた単語を口にしていた。

しかし、さっきは頼んだのはこれで全部みたいなことも言っていたが・・


「すいませーん。頼んだものが来てないんですけどー。」

「あぁ!お客様申し訳ありません!もう一度ご注文よろしいですか?」

「えーと、パムチップを2つ」

「パムチップ2つですね、わかりました。」


注文の聞きそびれだったらしい・・・




その後も追加注文でサラダやスープなどを頼み、みな腹が満腹になったところで、ギ-ターを後にした。

そういや、忘れていたが、この世界でも銃火器の製造をし軍事力を強化する、ということも必要だった。

だが今は手元にない。後で場所だけを把握し、また時間のあるときでも持っていこう。

それに今日は剣に魔術だのなんだかの効果をつけるだの、剣士なのに魔法を唱えられるようにとシルが魔術書をほしいだの色々とやることがある。

先にそれを終わらてしまおう。



あと土曜日に投稿します。

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