第二物語 「partnerは従姉妹さん」
happy birthday!
今日は誕生日ですぜ!
では、誕生日記念の一話をどうぞ!
ハドソン「それは誰じゃ?」
ユウト「八橋ショウタって言うんだけど…」
ショタじゃないよ?
なんて、心の中でふざけてみる…。
今日も黒石さんは絶好調にして平和である。
ハドソン「どんな奴じゃ?」
ユウト「僕の親友だが?」
俺の世界の親友、天然やら色々入ってる。
まぁ、今は良いだろう…。
あ、ちなみに前回も言ったけど人前では僕っ子な俺。これいかに?
あれ、僕っ子て意味違ったっけ?
取りあえず、理由としては僕の方が使い慣れてるからである。
まぁ、心の中ではキャラ違うがな!
ハドソン「分かった探してみるぞ」
そう言ってぶつぶつ何か呪文をを詠唱する老人。
しかし、悩ましげな顔をして黙ってしまった。
ハドソン「………」
ユウト「どうだ?」
ハドソン「そ奴はもうその世界にはおらんぞ…」
は?
なんだって……?
それじゃあ、あいつは?
ユウト「し、死んだって言うのか!?」
ハドソン「まだ、そうと決まった訳じゃないぞ。ただ、あの世界には居らん。もしかしたら他の異次元に行ったのかもしれん…」
ユウト「そんな訳な………」
いだろう、と続けようとしたところで止まる口。
………。(汗)
ハドソン「どうしたんじゃ?」
ユウト「いや、あったなと…。あの不幸体質は絶対に事件に巻き込まれてるから心配ない」
ハドソン「むしろ心配なのじゃが!?」
老人としては、俺を心配させないために言ったんだろうけど、心配ご無用!
俺の親友はそういう星の下に生まれた奴だ。
まぁ、ほおっておいてもゾンビもビックリするほどの生命力だ。
バイオハザードでラスボスはれるんじゃないだろうか?
つうか、案外どっかで女の子のために戦ってるとか?
ユウト「はぁ、目的一つ増えた」
異世界を渡ってあいつを探しに行ける方法を見つけなければならない…。
面倒である。
いや、別にいいけどさぁ~。
ハドソン「で?どうするんじゃ?」
ユウト「いや、代理を呼ぶ……」
ただし、呼びたくはなかったが…。
さぁ、ショータイム!の始まりだ!
ユウト「藤井マリナって奴を呼んでくれ」
ハドソン「分かったぞい」
ぶつぶつと呪文を唱え始める老人。
そして…。
ハドソン「きたぞい!」
白い光の中に山なみは燃えて…。
人が現れる。
魔王?「私を呼んだのはあなたね?この魔王をよぶとはいい度胸ね?」
ハドソン「なんで、魔王が来た!?」
さっすが、マリ姉!
分かってる!!
背が高く、スラッと伸びた背。
二重の切れ目に整った顔。
何処か大人な雰囲気を纏っているクールな女性。
颯爽と腕を組む長い黒髪の女性がそこにいた。
そして、老人の方を向く。
あ、老人さん気をつけて。
薔薇には棘があるよ?
猛毒だよ?
マリナ「何よ?あなた?誘拐。毛を抜くわよ?」
ハドソン「やめぇい!!なにこの子!?何でこの子!」
ユウト「相変わらずだな~。マリ姉」
マリナ「あら、ユウちゃん!」
あ、ユウちゃんって俺の事ね!
我が従姉妹マリナさんである。
俺は、マリ姉と呼んでいる。
俺より一歳年上。
クール系の美人さん。
マリナ「何があったの?」
ユウト「実はかくかくしかじかで…」
ハドソン「いや、かくかくしかじかしか言っとらんじゃろう…」
マリナ「成程。分かったわ」
ハドソン「分かったの!?最早テレパス!!」
さすが、マリ姉!
でも、俺の心を読まないでくんない!!
怖いんだけど!!
ハドソン「で、そこのお嬢さんには何を渡せばいいんじゃ?」
ユウト&マリナ「「勿論鞭一択!!」」
ハドソン「なんで、息ピッタリなんじゃ!!」
マリ姉はドSである。
うん。覚えときなさい。ここはテストに出るよ?
鞭さばきは、半端ない。
戦国○双に鞭で出れる。
一騎当千!
いや、一騎当億!!
間違えない!
マリナ「誉め言葉として受け取っておくわ」
ユウト「何で心の中読めんの!?」
ハイスペック過ぎる!!
そして、こちらを向いてニッコリと笑う………。
いや、止めて!その黒い笑顔で微笑まないで!
軽くトラウマである…。
マリ姉は俺で遊ぶのが満足したのか老人の方を向く。
あ、南無三…。
心の中で合掌する。
花は添えてやるよ…。うん。
マリナ「で、経費削減したいなら経費の予定の紙を寄越しなさい。私がやってあげるわよ?」
ハドソン「いきなりなんじゃ!」
マリナ「紙を寄越さないなら、貴方の残り少ない髪を頂くわよ?」
ハドソン「すぐ用意します!!」
見事なスライング土下座をかまし、そこからバクテンする老人…。
お見事!老人とは思えない。
着地後、ダッシュ!って老人!?
腰骨痛めとる!!
無茶すんなや!!
やっぱ、マリ姉強い…。
異世界に来て最強…。
うん。心強いね!
内心に一物の不安を抱えながら、ポジティブシンキング!
これが黒石さんクオリティ!
ユウト「ところで、マリ姉?異世界に来て驚いたりしないの?」
あまりにも自然体なマリ姉に聞いてみる。
マリナ「あら、びっくり。おどろいてるわ」
ユウト「全然驚いてないよね!棒読みだよね!」
何処がだって?
具体的には全部ひらがなな所。
マリナ「で、こっちから聞くわよ?ユウちゃん?何でこの世界に来たの?」
ユウト「う~ん、力を手に入れるためかな?」
マリナ「そう、まだ諦めてないのね…」
ユウト「うん。当たり前」
黒石さんにも色々有るのですよ~。
詮索しないでほしいな…。
マリナ「まぁ、私を呼んだんだから手伝ってほしいってことね?」
ユウト「そういうこと!」
マリナ「はぁ~。元気良いわね…。なんか良いことあったのかしら?」
ユウト「うん。某物語シリーズのアロハのおっさんみたいに言うな…」
何でネタ挟むのよ…。
マリナ「で、この世界征服しましょうか?」
ユウト「唐突!?しかも最悪!?やらせないよ!」
マリナ「そう、それがユウちゃんの最後の言葉だった…」
ユウト「死なないよ!つうか、殺す気!?」
マリナ「まぁ?」
ユウト「躊躇な!」
マリナ「もし私の配下に下るなら考え直すわよ?」
ユウト「くっ!誰がそんなことを!」
マリナ「可愛い女の子をはべらせれるわよ?」
ユウト「慎んでお受けいたします!」
ハドソン「止めんか!」
俺の体は正直者のようで、頭を90度下げていた。
そして、老人が帰ってきていた。
ユウト「あ、帰ってきたんだ…」
ハドソン「用事は済ませたわい。それより、何を企てとるんじゃ!儂の前でそんなこと許さんぞ!」
まぁ、そうだよね…。
そんなこと許される訳が…、
マリナ「貴方の好きなアニメのDVD全部集めれるわよ?」
ハドソン「お願いします!」
ユウト「おい!」
許しちゃったよ!
一番駄目な理由だよ!
つうか、土下座すな!
無駄に綺麗な土下座だな!
今まで下げてきた回数が窺えてしまう。
マリナ「さぁ、まずはこの組織からよ!」
ハドソン「御意」!」
ユウト「止めろよ!」
駄目だこいつ…。
何でこんなやつに組織任せてんだよ…?
その後暴走しようとした老人を眼鏡をかけた秘書風の人が現れボコって止めた…。
マリ姉は俺が止めたがもう体がボロボロだ。
ハドソン「まぁ、そう言う訳で今日は休んでいけ…」
ボコボコにされた老人がしゃべる。
ボコソンである。
秘書風の人「どういう訳ですか。ちゃんっと説明してください」
ガツン!
手に持っていた本を老人の頭に落とす秘書。
うわ、痛そう。
つうか、老人前のめりに倒れとる。
ありゃあ、気絶してますぜぇ…。
ナターシャ「申し遅れました。私は秘書のナターシャと申します。本日は頼まれた品物を用意するために今夜は泊まっていって下さい。お部屋はこちらから用意しています」
ナターシャさんか。良い名前だ。
薄オレンジ色の髪を三つ編みにしていて肩下まで伸ばしている。
背は普通だが表情は無表情に近いため、若干大人に見える。
マリ姉と同じクールな人なのかな?
年はあまり離れていなさそうだ。
ユウト「ありがとうございます」
その後老人をほったらかしにしたまま部屋に案内されその日は終わったのだった。
取りあえず、仕上げてみた第二話目!
まだまだ、冒険にはいかないぜ!
5,6話あたり位になるかな?
ついでに誕生日です!
やっふぅ!
プレゼント何かな?
高校生だぜ?
辞書とか言う落ちないよな?
あ、十二月生まれで、
もし、クリスマスとプレゼント一緒にされる方挙手をお願いします!
一緒に十二月生まれの会を作りましょう!
てな訳で、
波乱の従姉妹が登場した今回の話。
いかがでした?
ではでは、次は一週間後にお会いできたらいいかな?
あ、あと心やさしい方感想プリーズミー!