第1話 日課
新作です!!二つの作品を同時進行なのでどちらも更新が遅くなると思います。
感想・批評・指摘大歓迎です!!
もう一つの方も是非読んで下さい。
クエリオス王国にある大陸一広い森――エルフィンの森。
その近くの村にある畑に、野菜の収穫作業をしている男の姿がある。
男は目の前の野菜を一つ手に取り、そのまま口にした。
「よし!!今日の野菜も上出来だ」
男にとって野菜の収穫とその後の販売は日課となっている。
この男…というより青年の名前はユロン・グローグ。
かつて、王国で最高峰の教育機関であるサインシア学園で学び“おちこぼれ”と言われた男だ。
ユロンは学園を中退した後、生まれ故郷であるこの村に帰ってきていた。
そこでユロンは野菜や家畜を育て自給自足の生活をしていたが、ユロンの野菜が美味しいと評判になり、今では村で販売もしている。
既に両親が他界している身としては、自分の食料を作り、金も手には入るとなって今の生活に満足している。
それにユロンはこの村の人たちにたくさんお世話になってきたので、その恩を返すことが出来て嬉しいとまで思っている。
「よっと」
ユロンは収穫した野菜を愛馬が引く荷車に乗せ、手綱を持って村に向かった。