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僕の気持ち

作者: 銀メッキ
掲載日:2026/07/27

明日はお母さんの誕生日だし、プレゼントをあげることにした。でも、なにをあげれば良いのかな?


数えてみたら、お金は300円あるし、とりあえず花屋さんに行ってみよう。お母さんにはバレないように、サプライズだからね。



花屋さんに行ってみたら、300円じゃ花束は買えないって言われた。

花束以外だと、何を買えばお母さんが喜ぶかな?お昼ご飯の時に聞こうかな


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


今日はお母さんがいないから、お父さんとコンビニ弁当だった。実をいうとお母さんの料理よりおいしい

「お父さん、お母さんのプレゼントはなにをあげれば良いかな?」

「気持ちがあれば何でもいいと思うよ」

お父さんはご飯の時もスマホを触る。大人だからいいんだって、僕も早く大人になりたいな。

「気持ちがあればいいのか~」

そういうとお父さんはちょっとだけ変な顔をしてた。なんでだろ


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――



僕は気持ちを込めて、プレゼントを作ることにした。


ペットボトルを持ってきて、花束みたいにして気持ちを込めるの。こういうのを「我ながら名案」って言うんだって先生が言ってた。


お庭にはいっぱい花があるから、それを入れるの。


お庭は昨日の雨でぬれてて、いろんな音がする。

虫の音、水の音、風の音、泥の音、僕の音


 べちゃべちゃ かさかさ びゅうびゅう さわさわ ぴちゃぴちゃ

 ミーンミーン ぽたっ がさがさ かなかな とことこ


庭はいろんな音があって好きだ。いっぱい音を出しても、誰も怒らないから。

友達のマー君と同じぐらい好き


靴が泥だらけになった後、僕は精一杯気持ちを込めた。ぶちっと音を立ててお花を摘んで、ペットボトルに入れる。大きいお花はペットボトルの口が狭くて入らないからやめといた。教科書にある紫のお花は見つからなかった。僕の好きなダンゴムシも一匹だけ入れた。



二個目も作るの。お母さんの好きなカルピスのペットボトルだから、ラベルはそのままにする。一個じゃ気持ちが足りないから、もう一本作る。










アリさんを入れたり、ミミズが外に出てたから入れたり、ちょっとだけ小石を入れて、クモを入れて、変なキノコとカメムシも、ナメクジも入れて、半分ぐらいたまったらゲジゲジを入れた。ゲジゲジって毒があるんだって。怖いね


気持ち悪いって気持ちを込めた後、ゲジゲジを触った指を洗うの。そしたら、二個目のほうにはお母さんはカルピスが好きだからカルピスを入れてあげる。そのあと振って全部を混ぜる。



もう寝る時間ってお父さんが言ってたから、最後にカードを書く。


「お母さんへ

 僕の気持ちを込めました。プレゼントです」



二つともテーブルに並べて置く。

飲んでくれるといいな。お母さんはカルピスが好きだから。






















ゴクッ

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