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5話 櫻井時の正体

「待て……なんて言った?…おいおい…へ?……彗蓮が知っている未来ではいないのか?」


だからなのか、あの女が言っていたあの発言。俺と彗蓮と千宙が親子関係だと知っていたのは、ならば彼女は……


未来人


名前を知らないのに俺と彗蓮と千宙の関係を知っているのは謎だが、おそらく、彗蓮たちや和音たちの未来の子供達が来たように星夜池による時間飛行


それによってこの時代に来た


だが、どうやって中学生を送れた?記録では中学生時代を送っていたのを知っていた。


俺の名前を知っていたのは中学生の頃と言うより未来の俺が有名だったからとなると一方的に知っている理由はわかる


だが、中学生となると事務教育を受けていた。それは後から考えれば誰かに助けられたとかで解決できる


できるが、予想外すぎる。俺に干渉してきた理由が未来人だから未来を変えようとしていた。だが、それだけなら、いいんだ


しかし、放置してはいけないのは俺が彗蓮と千宙と一緒に暮らしていること。それをどこかで知った。彗蓮の話からして交流はなかった


「彗蓮。中学校で誰かに未来の話したか?」

「していないよ。そんなことをしたらどうなると思う?」

「だよな……」


そもそも一つ上の先輩だとしても同じ部活ではないなら交流なんて数えるくらいしかないだろうし


「となると……彗蓮たちが未来に来れることを知っていた。そいつは偽名か」


偽名なら、彗蓮がピンと来ない理由になる。未来人となると厄介だな。接触しずらい。しかもこれ話せるの信頼できる人たちしかいない。


話せるのは


しーちゃん、和音、風間、荒野、星宮、星宮妹、公明院、紅谷、松本くらい。学園で話せるならな。あとは叔父さんたちくらいだが……誰なのか判明する必要があるか?


「彗蓮たちのことを知っているからして未来人は確定だな。だが、なぜ俺のことを?」

「おかしいの?」


アイスを食べ終わった彗蓮に俺は謎を言う


「あいつ、俺に敵意はないのに深く干渉しようにも見えないんだよ。なんというか、自分で観察したいというかなんというか……」

「分からないけど特徴は?」

「背丈170前半。黒髪の女性。10代後半に見えるから高校生で間違い無いんだと思うが……」


ん?この特徴どっかで……そうだ、確か……


「松本が言っていた雫の外見の特徴に妙に一致する」

「は?え?えええ!!?雫が!?」


アレ?多分、松本が言っていた雫の特徴そっくりだよな?どこかで会ったことがあるように見えたのはそう言う意味か!


確か、中学生の頃、異界のゲートの事件で竜の神のアレで遭遇した女性2人


片割れが確かそうだったはず、顔が妙に違うから分からなかったがあの女そっくり。


おいおい、もしかして俺、以前にあいつとバリバリ会っていたのかよ!いや、なんでわざわざ2つも学年違うことをしているの?公明院としーちゃんと紅谷にバレないためか?う〜ん、分からないが未来の娘となると接触難しいな


「雫が……ねえねえ、パパ!」

「ん?」


彗蓮がめっちゃ慌てている。無理もないがすごいな


「明日。彗蓮連れてきて」

「え?」


いきなりとんでもない要求を……


「いやぁ……まだ確定していないし…確定してからじゃないと……」


あくまで考察だからさ。それに未来人=味方ってわけじゃねえから無理では?仮に違ったら彗蓮たちを人質にされてはマジでやばい


そう言う最悪なことを想像してしまう俺がおかしいのかは分からないが、無闇に連れていくのは難しい。それにそんなことをしたらしーちゃんがやばくなる


嫉妬心で何かやらかすような想像ができる。仮に未来の娘だった場合、どうするべきか……


「一回、保留で」

「はあ?駄目!」

「気持ちは分かるけどさ!確定しないと危険だって!仮に雫じゃなくて覇王だったらやばいし!」


覇王がこんなことをするとは思えないし……あの発言で誰か特定するのも無理がある


まだ分からない。だから、雫と面識のある松本に聞かないと


「むう〜……雫に会いたいのに……」

「ごめんごめん。まあ……接触はしてみるさ。時間はかかるだろうが、お前にも教えるから」

「分かった……」


不機嫌な彗蓮の顔を見て心を痛むが調べないといけないなこれに関しては


明日、松本に接触してみるか



――


学園の寮から少し離れた場所にて


「ここにいたんだね」


コツコツと歩いて夜空を見上げている女性に声をかけたのは黒髪赤眼の女性ー松本無我。始原の1人、死女王の彼女が声をかけた人物は櫻井時


彼女の顔を見てため息して呆れた顔をする


「なぜ、ここに入学したの?」

「…いいじゃない。私が好きにやっても」


少し悲しそうな顔をして松本を見つめる。松本は少し苦笑して彼女を見ている


「わざわざ中学校に通ってまでバレないように工作していたみたいだけどバレバレよ。まあ、私と公明院くらいしかバレていないから安心したら?」


その言葉を聞いて少し顔を顰めるもすぐに表情を戻してニコリと笑う


「覇王……」


覇王。ただ、目の前の彼女は敵対している方の"覇王"ではない。もう片方の覇王


覇王であり、雫であり、櫻井時でもあるー


海野雫


未来の海野流星の子であり、彗蓮の妹であり、次女の彼女がそこにいた


「久しぶりね。死我無」


旧友の再会に松本は笑ったのだった。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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次回も楽しんでいただけるよう頑張りますので、よろしくお願いします!

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