PARTICLE!
〇れいん(主人公)
です!
ローソンで買ったホットカフェラテを右手に持って
真っ白に輝いてる雪道を歩く。吐く息はカフェラテの魔法と落ち着く暖色の夕日の光によって白く、オレンジがかった色になっている。
〇めっちゃいいな!
れいんは思わず口から出てしまった この世界の美しさに歩きながら浸って居ると みぎのおしりポケットに閉じ込められていたスマホから通知音がなった。
チル状態であったれいんは「いまかよぉ...」と言わんばかりの何とも残念そうな顔を一瞬浮かべ スマホを手に取る。
〇LINEだ。
送られてきた文書を見るとれいんは走り出した。
「行くか!」
人が交差する歩道の中、ひとり16歳の少年が走り出した
れいんはぶかぶかのジャンバーの袖に潜ませていたワイヤーフックを引っ張り出して、ビルの屋上のほうへそれを向けた。割とでかめのガス音が町中に鳴り響いた。街を歩く人々はその音に驚いてれいんに注目を集める。が そんなのに気を留める暇もない ガス音と共に袖から射出されたスパイクが結構な勢いでビルのガラスに突き刺さる。スパイクにつながれたカーボン製のワイヤーが勢いよく巻き取られてれいんの体が宙に浮いた。
「ひゃっほおおおう!!!!」体で町中に充満する風を切り裂いて進むこの感じは何にも代えがたい!
メカニック高校生の物語が始まります!
つづきます!