#7 体育大会
みなさんこんにちは!アオです!
それでは「あなたには言えない秘密」の7話どうぞ~!
暑かった夏も終わり季節は秋に突入していた。秋といえば読書の秋
味覚の秋などあるが学校ではスポーツの秋つまり体育大会が行われる。
クラス一丸となって優勝を狙う体育大会。小学校のころの運動会とは違い
中学校の体育大会はかなりの盛り上がりを見せる。去年私のクラスが優勝
したときの気持ちは言葉に表せないほど嬉しかった。
そんな楽しみな体育大会の一週間前の今日だ。大樹に告白してからも
大樹とは今までの関係を続けられているのも私は嬉しかった。HRの時間
先生「今から体育大会の競技のメンバーを決めます。黒板に書かれている
やりたいところへ自分の名札を貼って戻ってください。」
私はどこにしようかと悩んでいると、
美香「朱莉、2人で二人三脚しない?」
二人三脚は2人で息を合わせて走る競技だ。
私「いいよ!」
と2つ返事で言い名札を貼りに行った。ふと私たちの名札の隣を見ると
大樹と蘇摩の2人組の名札があった。多分美香はこれを狙っていたので
あろう。美香は満足した顔になっていた。私たちのクラスは案外にも
一発でみんな決まった。先生もおどろいていた。
それくらい一発で決まることはないと私もおどろいていた。
基本、体育大会の近くの週は体育が全て体育大会の練習に変わる。
かなりクラスが団結しているようで全校種目の大繩の回数も
順調に記録を伸ばしていった。そして体育大会の前日。
先生「明日は絶対優勝するぞ~!」
一同「「お~!」」
先生「明日、休むなよ!じゃあさようなら!」
一同「「さようなら!」」
それぞらが教室を出ていくと美香が駆け寄ってきて
美香「明日、頑張ろうね!」
私「うん。一緒に頑張ろう!」
と意気込んで下校した。しかしその日の夜....少し体調が悪いなと思い、
体温を測ってみるとなんと「39.5℃」....
私は明日には体調が良くなっていますようにと願い寝た。
しかしそんな思いは虚しく体温は「40.0℃」となっていた。
私「最悪のタイミングで風邪ひいた.....サイアク......」
一方その頃中学校では.....
先生「今日は体育大会だが一つ残念なことがある。
朱莉が体調不良のため欠席とのことだ。」
という言葉に私美香は、「うそ....」となっていた。
彼女は毎日「楽しみ~」と言って待っていたのに....
先生「朱莉は美香と一緒に二人三脚を行う予定だったが...
大樹2回連続になるがお願いできるか?」
大樹「ぼっ....僕ですか?大丈夫です!朱莉の分まで頑張ります!」
先生「じゃあ、大樹任せたぞ!」
私は休んでいる朱莉には悪いと思いつつ喜んでしまった。そしてとても緊張した。
一方その頃朱莉は....
朱莉「美香大丈夫かなぁ~...というか私のところの競技も大丈夫かな....
多分先生がなんとかしてくれるでしょ。」
と呟いて私は布団の中に潜った。
朱莉のことは心配しつつも私は喜んでいると
大樹「斎藤さん、二人三脚のときはよろしくね!」
と彼は爽やかな声でていねいに言った。
私「うん!よっ....よろしく」
少し恥ずかしくなって声が小さくなってしまったがあいさつをした。
校長先生のあいさつが終わりついに体育大会が開幕した。
一番最初は一年生の競技。他学年の種目でも学年、学校中が応援していた。
そして何事もなく私たちの学年の学年種目である大繩だ。少し緊張を胸に
臨んだ。他学年の応援というのもあって結果は107回。
学年種目の大繩では見事1位になった。他学年の競技が数個終わると
午前の部は全て終了した。いったん、弁当を食べるために教室へ戻った。
教室へ戻って弁当を食べた後、私は緊張でガタガタした。
午後一番の種目は私たちの学年種目である二人三脚だ。
距離がほぼない状態で好きな彼といれるなんて....
緊張と嬉しさが混ざってよくわからない気持ちになった。そんな心境で
私は外へ戻った。午後の部が開幕。私の気持ちは最高潮に達していた。
大樹「がんばろう!」
と直前に言ってくれたのもあって私は嬉しくなっていた。
足をひもで結ぶと彼との距離は0に等しい。前の人からバトンをもらって
私たちは走り切った。走っている最中も心臓はバクバクいっていた。
大樹「斎藤さん、おつかれさま!!」
私「うん、大樹君もおつかれさま!」
私と大樹君は息ぴったりで一度もつっかえずにゴールした。
2人で息ぴったりでゴールしたこともあってめちゃくちゃうれしかった。
その後の競技も問題なく進んで閉会式も終わった。
私「あ~めちゃくちゃ楽しかった~!」
私たちのクラスは総合で優勝することができた。帰ったらメールで
朱莉に知らせてあげないと.....
美香【ただいま~。体育大会楽しかったよ~!(^^)!】
朱莉【いいなぁ~....私も行きたかったよ....】
美香【結果は優勝でした!!】
朱莉【おお~!やった!\(^_^)/】
美香【あと朱莉のところを大樹君がやってくれて嬉しかった!】
朱莉【おお~!良かったね!】
私はいいなと嫉妬してしまった....
読んでいただきありがとうございました。
ついにあなたには言えない秘密が7話を迎えました~!
ここまで続けられているのは読者の皆さんのおかげです!
ありがとうございます!!
それでは次回お会いしましょう!アオでした~!