表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/20

#4 転校生

みなさんこんにちは!アオです!

それでは「あなたには言えない秘密」どうぞ!

ゴールデンウイークが終わり6月。6月は学校の行事は何もなく、

祝日もないから私は朝から憂鬱だ。でもそんな憂鬱な気持ちでも彼を見れば

吹っ飛ぶ。でもな.....と私は少し気分が落ち込む。

いつもはすぐに終わるHRなのだが

先生「今日はこのクラスに転校生が来ました!」

と言ったのでクラス内は一斉に「誰?」「えっ?」と驚くような声が

飛び交っていた。

先生「はいはい。みなさん静かに。それではお願いします!」

すると教室の扉が空いて、

蘇摩「はじめまして。この学校に転入した林蘇摩(はやしそうま)といいます。

    これからよろしくお願いします!」

と元気よく挨拶をした。するとクラス内は拍手が巻き起こった。

先生「それでは席は朱莉さんの隣が空いているのでそこでお願いします。」

私は心の中で「はぁ~なにこの急にラブコメ展開.....」と思っていた。

彼が私の隣の席に座ると

蘇摩「よろしくね。朱莉さん」

私「よっ....よろしく」

私の予想が正しければこの後の休み時間、蘇摩はクラスの人たちから

すごい数の質問を投げかけられると思う。その予想は当たった。

休み時間になったとたんクラス中から蘇摩に対して質問が次々と

投げかけられていた。しかし蘇摩は嫌な顔一つせずに丁寧に答えて

いった。すると美香が蘇摩に話しかけにいっていた。

それを見た大樹が私に

大樹「美香が蘇摩に話しているのを見ているとモヤモヤするのだが......」

私「フフッ。それはヤキモチじゃないかな?」

私がそう言うと大樹は少し大きな声で

大樹「べっ.....別にヤキモチをやいているわけではないよ.....」

と言った。おそらくこの反応から図星だと私は思った。

でも大樹がヤキモチをやくほどの思いが美香に対してあるわけだ。

そして、図星を刺された大樹は自分の席へ戻っていった。

授業開始3分前のチャイムがなり、みんなが席へ戻っていくと蘇摩は

少し疲れたような表情をしていた。そりゃあ、クラス中の質問を次から次へと

答えていたから当たり前かと私は思った。

私「質問攻めされて疲れた?」

蘇摩「疲れたよ.....それでさ、一つ聞いていい?」

私「答えれる範囲でよければ答えるけど,...」

蘇摩「ありがとう。あの子の名前って教えてもらえる?」

そう言って彼が指したのは美香だった。

私「教えてもいいけど.....まさか転入そうそう恋しちゃった?」

そう言うと蘇摩はギクッとした。

蘇摩「なんでわかった?」

私「まぁ、なんというか勘ってやつ?」

蘇摩「すごいね.....」

私「で名前だよね。美香。斎藤美香。」

蘇摩「ありがとう!」

私「あと一つ忠告しておくと...いや、なんでもない」

蘇摩「....そっかありがとな!できれば協力してもらえないか?」

私「う~ん」

私は考えた。今の私含めた4人の関係がかなりごちゃごちゃしてきた。

関係図で表すと


私(朱莉)

↓♡ ↑幼馴染

大樹

↓♡ ↑♡ (※お互いに知らない)

美香

↓転校生 ↑♡

蘇摩


というような感じになっている。ここで蘇摩に協力してしまうと大樹との

約束を破ってしまうことになる。しかし協力を求められたから....悩む......

私「朱莉と私と大樹っていう人といつもはグループ的なものに

  なっているからその中に蘇摩も入る?」

と提案してみた。こうすればどちらにも裏切る形にはなっていないはず...

蘇摩「わかった!交渉お願いします。」

私「了解。2人に話しておくね!」

と私は蘇摩との会話を終えてまずは美香に大丈夫かどうか聞いてみた。

私「蘇摩を私たちのグループ(?)に入れて大丈夫?」

美香「私は全然大丈夫だよ。」

私「了解。ありがとう!」

問題は大樹だと思った。さっき2人で会話をしているところを見たら大樹が

ヤキモチをやいていたからだ。

私「大樹、蘇摩が私たちのグループ(?)に入れて大丈夫?」

大樹「全然いいよ!」

私が思っていた反応と違ったので少し驚いていた。

私「美香と蘇摩が話しているのを見ているときはヤキモチやいていたのに?」

大樹「それは.....でも仲間はたくさんいた方がいいに越したことはないから」

私「わかったわ。じゃあ後で蘇摩に言っておくわね。」

と私は大樹との会話を切り上げて蘇摩のところへ戻った。

私「蘇摩、2人とも了承してくれたから大丈夫だよ!」

蘇摩「ありがとう。」

と嬉しそうに言っていた。

そんなこんなで私たちは蘇摩を含めた4人のグループとなった。

次の休み時間になると早速蘇摩は美香のところに言った。

「案外、行動が大胆なんだな」と私は思った。

美香と話している蘇摩の姿は大樹と同じような感じだなと感じた。

そして時は流れて7月の後半。

もう少しで夏休みだ。すると美香が

美香「4人で一緒に夏祭りいかない?」

と誘ってきた。おそらく、大樹と一緒に行きたいからだと思う。

美香が提案すると私はすぐにOKを出し、みんなで夏祭りに行くことにした。

もちろん大樹と蘇摩は舞い上がっていくような気分になっていた。

前回の遊園地と続き私も楽しみになった。

読んでいただきありがとうございました。

コメントどしどしお待ちしています!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ