ゲーム友達と方向音痴
学校の教室にて、放課後ふうかは友達のさきと話していた。
「んでさー昨日教えてもらったゲーム面白かった。地味に財布に痛手だけどね。やばいねあれ。」
「でしょー。そんでふうかはどんなスキルにしたの?」
「まだ秘密〜。今度一緒にやったとき教えるよ。」
ふいに昨日ゲームで見た落下少女のことを思い出しそのことを話した。しかし何もわからずただ謎を深めるばかりだった。
「まずさー、落ちてきたのが謎だよね。しかもその子初期装(初期装備)だったんでしょ。スキル試して自滅かな?それともそのもう1人飛んでったやつの仕業か。まだ私もやってから日が浅いから。でもスキル関連の事故じゃん?」
「確かにそんな感じかも。なんか叫んでたし。」
「それにしても謎と言えば、このクラスにもあるよね。」
「消えた生徒でしょ。入学初日から。噂ではきてたけど帰ったってね。」
「謎だよねー。確か名前があおばっていう男子だっけ?
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その頃アオバは
「へっっっくしゅん!ゲームでくしゃみってするんだなー。」
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「そんなことよりも、今日さ一緒にやろ。場所がわかんなくて最初のチュートリアルクエストすらできてないから、手伝って!」
「あーアレね。あの理不尽長々説明ね。最初は施設とかの場所と説明だっけか。ふうかは方向音痴だもんねーw。それ終わんないとできないこといっぱいあるもんね。手伝うよ。」
「おーっす。なにはなしてたんだー?ゲームか?」
話しかけてきたのは友達のゆうき。ゲーマーだ。
「ふうか、アナザーワールドどうだった?」
同じく友達のれん。こっちもゲーマーだ。アナザーワールドをみんなに布教した人だ。とゆうか、わたしもさきもゲームが好きだ。
今日さきと一緒にゲームすることを伝えゲーマー2人がいたら楽だろうなーと思い、いっしょにやらないかと誘うと、食い気味で承諾してくれた。(ゲーム廃人)最終下校時刻まで話して今日の夜に約束をし各々家へ帰った。
ふうかはその日、やっとチュートリアルが終わった。他3人が迷子探しと道案内をしてやっと終わったのだった。
「やっと終わったかー。」(ゆうき
「おっと。やばいぞ。もうこんなじかんだ。」(れん
「うわっマジじゃん。明日朝会だしねよーかな。」(さき
「みんなーごめん。ほんとにありがとう。」(ふうか
その日ポータルで解散し、ログアウトした。現実に戻ってきてコネクターを外し少し眠気を感じて横になる。ふと思い出したのはあの落下少女と消失生徒のことだった。あれはいったいなんでだったんだろうなと考えながら、意識を手放し眠った。
彼女が真実を知るのはまだ先のことである…。
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