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追いはぎ


少し先に進むと、ポツポツと狩れた場所が有るのを見つけた。

最初は治していたのだが、数字が『0』になった時点で力が使えなくなってしまい、その後は泣く泣く諦めることにした。

また、ガイコツ怪人みたいな敵が出てきてくれないだろうか…


歩くこと1時間、前方に例のガイコツ怪人を見つけることが出来た。

見た目といい、雰囲気と言い、間違いなく先ほどの敵と同じだ。

だったら、遠慮することは無い。被害が出る前に倒させて貰おう。


「変身!」


俺はベルトへアタッチメントを装着した!


カッ! 


まばゆい光を発し、戦闘員へと変身する。

そして、勢いを付けて飛び蹴りを放った。


ドカッ!


見事、ガイコツ怪人へと命中し、ガイコツ怪人は吹っ飛んだのだが、それだけだった。


「キー?(あれ?)」


先ほどとの違いを比較してみると、今回は右足から炎は出なかったのだ。

ガイコツは多少なりともダメージを受けたみたいだが、まだ元気みたいだ。

起き上がり、こちらを向いて戦闘態勢を取ると、ガイコツ怪人を中心として、じわりじわりと周りの草が枯れてしまった。


「キキッ!(くそっ!)」


俺は再び自然を破壊された怒りが沸き起こった。


「ウッキッキー!(死にさらせー!)」


俺は右手に怒りを込めて、ガイコツ怪人へと殴り掛かった。

すると、俺の右手が真っ赤に燃え上がり、ガイコツ怪人を殴り飛ばした。


ドコーン!


俺はガイコツ怪人を倒すことが出来た。


「もしかして!?」


俺は確認のためにパンチを繰り出してみる。


シュ!


普通のパンチだ。今度は先ほどの光景を想像して怒りを込めてパンチを繰り出してみた。


シュ!


やっぱり普通のパンチだった。


「キー?(あれ?)」


怒りが原因だと思ったのだが、違かったのだろうか?

何度か試してみたのだが、やっぱり結果は変わらなかった。

俺は変身を解いた。


「くそっ! あの力の秘密が分からない!」


ドン!


俺は地面を殴った。


「仕方がない、これについては、色々と試してみるしか無いな。」


俺は枯れた草むらへと行き、例の石を拾い、ベルトへと取り込んだ。


『5』


そして、力を使って草を元通りにした。


『4』


「これで良しと。」


俺はこの場所を後にすることにした。



・・・・



やっぱり時々枯草を見つけることが有り、我慢できずに治してしまったので、今の使用回数は『0』になってしまったが、後悔はしていない。

またガイコツ怪人でも出ないかな~と考えながら歩いていると、道を塞ぐ様に木が倒れていた。

木は自然に倒れた感じでは無く、切り倒された感じだった。


「誰だ! こんな酷いことをする奴は!!」


俺が怒りの声を上げると、森の中から3人の男が出てきた。

そいつらは、今まで見たことも無い変な恰好をした連中だった。


「へへへっ、命が惜しければ、すべての荷物を置いて行きな!」


リーダーらしき男がそう言ってきたが、そんなことはどうでも良い!


「お前か! この木を切ったのは!!」


「はぁ? 何を言って…」


「聞いてるのは俺だ! 切ったのはお前かと聞いている!!」


俺は怒りのまま大声で質問した。


「うぐっ…そ、そうだ! それが何だってんだ!」


リーダーは、一瞬怯んだみたいだが、気を取り直して返事した。やっぱりこいつらが切ったのか!


「何で切った!」


「そりゃあ、必要だからだよ!」


その回答を聞いて、俺は少し怒りを収めることにした。


「そ、そうか。必要なら仕方がないな。確かにこの木以外は、むやみやたらと切って無いみたいだからな。」


一応ブラックタイガーでは、どうしても必要な場合は許可しているからな。

必要最低限で有れば、構わないだろう。この木も切ったばかりで、たまたま倒れた方向が道を塞いでしまったんだろう。


「そうだ、こうして道をふさぐために必要なんだよ!」


「…何だと!? そんな下らないことのために、この木を切ったのか!!」


「何言ってんだ? もういい! おい、お前ら殺るぞ!」


リーダーがそう言うと、男たちが腰の剣を抜いて襲い掛かってきた。


ブン!


「危なっ!」


俺は剣を避けた。さすがにこの状態で剣で斬られたら大ケガをしてしまう。

俺は攻撃を避けつつ隙を見て、一度男たちと距離を取った。


「ちょこまかと避けやがって! 諦めろよ!」


俺はそんな言葉を無視して、アタッチメントを取り出す。


「変身!」


俺はベルトへアタッチメントを装着した!


カッ! 


まばゆい光を発し、戦闘員へと変身する。


「キー!」


男舘は変身した俺を見て笑い転げている。


「ぎゃははははっ、なんつー恰好してるんだ!! 馬鹿じゃねーの!?」


恰好? こんなにもカッコイイ姿は他に無いじゃないか! 何を行ってるんだ!?

俺は、笑い転げていて隙だらけのリーダーへと殴り掛かった。


ドカッ!


「ふべっ!」


見事顔面に拳がめりこみ、リーダーは吹っ飛んだ。


「やりやがったな!」


「リーダーの敵!!」


リーダーが倒されたことで、子分AとBが怒って斬りかかってきた。


カン! カン!


俺はその剣による攻撃を、両腕を使って防いた。

うん、奴の武器と違って多少の衝撃は有るが、この程度で有れば問題無いな。


「なっ…」


「ば、馬鹿な!」


だけど子分たちは、まさかそのまま防ぐと思わなかったらしく、唖然として動きが止まってしまっていた。

俺はチャンスとばかりに、そのまま子分Aへと蹴りを入れる。


ドカッ!


それ見た子分Bが我を取り戻したが、もう遅い!


ドカッ!


再度蹴りを食らわせて吹っ飛ばした。

男たちは全員気絶したみたいで動かなくなった。俺の勝利だ。

俺は変身を解いて、これからのことを考える。


「まずは、こいつらをどうにかしないとな。」


何か使える物が無いかなと、男たちの荷物を漁ることにした。

出てきたのは、ロープ、ナイフ、例の石が5個、銀のコインが7枚、一回り大きい銀のコインが3枚、銅のコイン1枚、鉄のコイン13枚、一回り大きい鉄のコインが7枚、後ビーフジャーキーみたいな干し肉が3個、水筒3個だった。後は装備していた武器と防具かな。

とりあえず武器類は全て取り上げ、脇に寄せておく。ロープを使って男たちを一纏めに縛っておくことにした。

例の石については、勝者の権限で貰っておくことにした。


『25』


ベルトへと収納されると、数字がカウントされた。

よし、これでまた回復させられるぞ!

とりあえず切り倒されてしまった木に使ってみよう。俺は手をかざして力を使う。


『24』


数字は減ったが、木には何の変化も現れなかった。


「…駄目か。」


人間で言うと、体を真っ二つにされた状態だ。きっと死んでいるのと同じ扱いになるのだろう。

だったら切り株の方だったらどうなる? 試しに力を使ってみることにした。


『23』


すると、切り株に新しく1本の枝が生えていた。


「やった! 生きていてくれた!!」


小さくて、直ぐにでも折れてしまいそうな枝だったが、この木がまだ生きていることに俺は感動したのだった。本当に良かった…


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