✒ 涙真珠と鱗 3
──*──*──*── 牢屋
マオ
「 なぁ、セロ── 」
セロフィート
「 どうしました、マオ 」
マオ
「 何でさ、オレ達──[ 牢屋 ]に入れられてるんだよ? 」
セロフィート
「 何故でしょう? 」
マオ
「 オレが聞いてんだけどぉ!
『 敵意を向けられる事は無い 』みたいな事、言ってただろ! 」
セロフィート
「 はて?
そんな事、言いました? 」
マオ
「 こんな時に惚けたフリなんてしなくて良いよ!
ガッツリと敵意を向けられてたぞ!
〈 ゴデッセルロドール 〉は肉食系の人魚族にも嫌われてるのか? 」
セロフィート
「 どうでしょう?
先代の時代に拗れたのかも知れません」
マオ
「 えぇ~~。
それって調べられないのかよ? 」
セロフィート
「 疲れる事はしたくないです 」
マオ
「 大事な事だろぉ!
先代さんの記憶は記録されてて自由に見れるんだろ?
教えてくれよ。
セロにしか出来ない事だろ 」
セロフィート
「 はいはい…… 」
マオ
「 嫌そうに言うな! 」
シャボン玉が門の前に着地した後、シャボン玉に入ったまま歩いていると大勢の人魚族に囲まれた。
人魚族は全員、険しい顔をしていて、長い武器を構えていた。
殺意は感じなかったけど、敵意をビンビンに感じたんだよな。
セロを歓迎してない感じだった!
セロより何代か前の先代さんが原因だったら、とんだとばっちりだ。
人魚族は〈 ゴデッセルロドール 〉が1万年毎に作り替えられる事を知らないのかな?
セロは先代さん達が残した膨大な記憶の記録を調べる気が無いのか、暢気に読書をしている。
寛ぎ過ぎだろ!
セロが読んでいる本に書かれている文字は、オレには読めない。
オレが知らない大陸文字なのかも知れない。
マオ
「 なぁ、セロ──。
このまま大人しく[ 牢屋 ]に入れられてるつもりなのか?
古代魔法を使えば、[ 牢屋 ]から出られるだろ?
[ 牢屋 ]から出てさ、人魚族の長にドビシッと言ってやろうよ。
『 海賊が溜め込んでた鱗を返しに来ただけだ! 』ってさ 」
セロフィート
「 態々脱獄する必要はないです 」
マオ
「 何でだよ!
何時まで此処に居るつもりだよ! 」
セロフィート
「 別に急いでませんし、ゆっくり寛げば良いです。
特別にタブレットを使う事を許しましょう。
有料ゲームも無料で遊べる様にしてます 」
そう言ったセロは、タブレットを〈 テフ 〉で構成してくれた。
セロからタブレットを受け取ったオレは、ボッチを押して電源を入
画面が立ち上
指で画面をスライドさせると、4面ともガッツリとアプリで埋め尽くされている。
マオ
「 セロ──、ゲームアプリの量が凄いんだけど── 」
セロフィート
「 アプリをタップするとゲームが始まります。
好きなだけ遊んでください 」
マオ
「 オレにタブレットを与えて放置する気だな!
そんなに読書がしたいのかよ! 」
セロフィート
「 いけません? 」
マオ
「 さっさと鱗
セロフィート
「 涙真珠を返した時
此
マオ
「 嫌
セロ、肉食系の人魚族の言葉を解
セロフィート
「 何
草
マオ
「 其
オレは後ろからセロに抱き付いて、それなりにご
セロは抱き付いてるオレが気にならないのか、振り払う事もしないで読書に夢中だ。
マオ
「オレ、本に負けてるぅ~~!! 」
セロが全
ゲームに夢中だったから、どのくらい時間が経ったか分からないけど、[ 牢屋 ]の前
[ 牢屋 ]の鉄
[ 牢屋 ]の中は過ごし易く、寛
快適に過ごせる空間に様
[ 牢屋 ]の中を見ている肉食系の人魚族はキツくて鋭
そりゃそうだよな~~。
セロフィート
「 おや、随分と遅かったですね。
もう少し来
海底噴火を見る機会を失って残念でしたね、マオ 」
マオ
「 はぁ?
海底火山を噴火させる??
物騒な事を言わないでくれよ!
そんな事したら魚達が困るだろが! 」
セロフィート
「 無関係な魚介類は安全な場所へ避難させるに決まってます。
被害を受けるのは此
マオ
「 容赦ないなぁ……。
でもさ、漸
セロフィート
「 さて?
それはどうでしょう 」
マオ
「 出
セロフィート
「 ワタシに聞かれても困ります 」
マオ
「 セぇロぉ~~~~ 」
セロフィート
「 はいはい。
[ 牢屋 ]で寛
そう言ったセロは、読んでいた本を静かに閉
[ 牢屋 ]の中に有った家具が全
最初の何
序
セロフィート
「 鉄
これで何
マオ
「 やっとかよぉ~~!
じゃあ、直
さっさと、鱗
セロフィート
「 はいはい。
マオの思いを汲
君
セロが言うと肉食系の人魚族は、コクリ…と頷
セロフィート
「 ついて行きましょう 」
マオ
「 セロ、あの人魚族に何
大人しく道案内をしてくれるなんて不自然だろ? 」
セロフィート
「 洗脳魔法を使いました。
洗脳魔法は人体に悪影響が出
マオ
「 じゃあ、今回は何
セロフィート
「 ワタシのマオを[ 牢屋 ]へ入
マオ
「 大
人体に悪影響って──、人魚族は大丈夫なのか? 」
セロフィート
「 脆
マオ
「 “ かも知れない ” って事かよ──。
オレ達はシャボン玉
何
セロフィート
「 此
人間なら溺
マオ
「 溺
目の前
セロがシャボン玉
どのくらいの距離を移動したんだろう。
壊れた石像が沢
マオ
「 セロ──、此
セロフィート
「 《 神殿 》として使われていた場所です。
並んでいる多くの石像は歴代の女王達の像です 」
マオ
「 女王?
こんなに沢山の女王が居
セロフィート
「 本来ならば男系男子を中心に受け継ぐのが〈 大自然の法則 〉です。
〈 大陸の法則 〉でも男系男子で皇
ですが──、“ 大陸の意思 ” により流
その中には皇
女性は流
マオ
「 男子が産
セロフィート
「 同性同士では子供は授かりません。
子供を授かるには異性同士でなければなりません。
“ 大陸の意思 ” は子
赤子を5人を産
皇
マオ
「 女子が増えると子孫繁栄も難
セロフィート
「 当然です。
男子が産
年頃の男子が20歳 ~ 50歳も離れた女性の相手をさせられる事になります。
男子と子
マオ
「 マジかよ……。
だから…こんなに女王の石像が多いんだな…… 」
年
なんて恐ろしくて、おぞましい≪ 大陸 ≫だったんだ──。
男子より女子が多くて、少ない男子の取り合いで争いが起きていたなんて──、ゾッとするぅ~~。
オレの≪ エルゼシア大陸 ≫は大丈夫かな……。
目の前
人魚族が言葉を発
立派な扉を開
全
セロフィート
「 マオ、先へ進みましょう 」
マオ
「 あ…うん…… 」
開
人魚族は止
どうやら、人魚族は大
セロとオレが大




