✒ 浜辺での出逢い 2
セロフィート
「 マオ、亀さんに回復魔法を掛けてください 」
マオ
「 任せろ! 」
やんちゃな5人の子供達に棒で叩かれたり、サーフィンされたりして弱っている亀に回復魔法を掛けてやる。
弱っていた亀はみるみる内に元気になっていく。
マオ
「 全く……子供ってのは考え無しに酷い事するんだもんなぁ~~ 」
オレがブツブツ言ってる右横では、セロが清潔な布巾で亀の甲羅を優しく拭いている。
人間には容赦しない人形だけど、動物には慈悲深くて優しいんだよなぁ~~。
まぁ、人間は発展,進歩する為に自然破壊をして≪ 地球 ≫を駄目にする唯一無二の種族だから、仕方無いのかも知れない。
人間以外の生物は自然と共存共栄しながら生きる道を選んで進化して来た。
きっとこれからも人間以外の生物は、大自然を中心に大自然と共存共栄しながら生き続け、命を育み繋げて行くんだろう。
だから、人形は人間以外には優しいんだろうな……。
マオ
「 セロ、亀さんはどんな感じだ? 」
セロフィート
「 体の傷は癒せても心の傷を癒す事は難しいです。
嫌な記憶を忘れさせる事は出来ても、心に刻まれた恐怖心迄は消せませんし、忘れさせる事は出来ません 」
マオ
「 古代魔法を使っても無かった事には出来ないって事か── 」
セロフィート
「 甲羅は綺麗になりました。
傷付いていた部分は修復,欠けていた部分は復元しました。
甲羅は亀さんの大事な部分です。
コーティング魔法も掛けておきました 」
マオ
「 大奮発だな 」
セロフィート
「 亀さんは “ 万年生きる ” と言われてますし。
敬意を表しただけです 」
マオ
「 でもさ、本当に亀って万年も生きれるのか?
鶴が1000年も生きるのは迷信だろ。
信じられないんだよな~~ 」
セロフィート
「 生きようと生きれまいと、どっちでも良いのです 」
マオ
「 良いのかよ 」
セロフィート
「 亀さん、1人で陸に上がって来てはいけませんよ。
人間の子供は思慮分別の付かない質の悪い子が多いですし 」
マオ
「 そだな。
あの5人中3人には特に気を付けないとな 」
亀は何か伝えたそうな瞳をしながら、セロとオレを見詰めて来る。
亀語なんて分からないから、取り敢えず亀を海の方へ促す事にした。
亀は海水に入ると沖の方へ向かって泳いで行く。
オレは前を向いて進んで行く亀の後ろ姿を見ながら、元気に手を振った。
海水に潜って行くと亀の姿は見えなくなった。
マオ
「 …………亀ってさ、群れで行動するんだっけ? 」
セロフィート
「 さて、どうでしょう。
どっちでも良いでしょうに 」
マオ
「 それもそうだな。
結構デカい亀だったよな。
あんなにデカく育つのに何年掛かってるんだろうな 」
亀を見送った後、オレはセロと一緒に綺麗な貝殻を探し始めた。
岩場に有ると良いんだけどな~~。
セロフィート
「 中々見付かりませんね。
諦めます? 」
マオ
「 諦めない!
オレは綺麗な貝殻を見付けて、キノコンに加工してもらうんだ! 」
セロへのプレゼントにする為に探してるんだ。
諦めるもんか!
セロには内緒にしてるんだ(////)
セロフィート
「 古代魔法で貝殻を集めましょうか? 」
マオ
「 何言ってんだよ。
そんなの駄目に決まってるだろ!
オレが自力で見付けないと意味が無いんだよ! 」
セロフィート
「 はいはい。
気の済むまで探してください。
ワタシは読書でもしてます 」
マオ
「 浜辺に来てまで読書かよ……。
読書は禁止だからな! 」
セロフィート
「 酷い事を言いますね。
読書を禁止されてはワタシのする事が無くなります…… 」
マオ
「 オレと一緒に貝殻を探せば良いだろ 」
セロフィート
「 疲れる事はしたくないです 」
マオ
「 セぇロぉ~~~~ 」
セロフィート
「 はいはい。
一緒に貝殻を探します…… 」
セロフィートは早々に貝殻探しを終わらせる為、マオに見えない様に綺麗な双子の貝殻を〈 テフ 〉で構成すると、古代
セロフィート
「( マオ──。
君
早く見付けてよね )」
──*──*──*── 1時間後
マオはセロフィートが仕込んだ双子の貝殻に全
マオの目と鼻の先
セロフィート
「( ………………熱心過ぎて気
貝殻を探すフリをしていたセロフィートはマオが自分で気
セロフィート
「 ──マオ、君
何
マオ
「 え?
光
セロフィート
「 夕
マオ
「 貝殻かな! 」
マオの顔
嬉しそうなマオの顔を見れたセロフィートはクスリ…と小さな笑
マオは自分の周囲を懸命に見回し、“ 光
懸命なマオの姿を見ながら、セロフィートは微笑ましく感じていた。
マオの足元で、パキッと言う小さな音
マオは自分の足をズラして下
砂
手で砂を掻き分
当然だろう。
やっと見付けた綺麗な貝殻が、自分の不注意で割れてしまったのだから──。
マオ
「 折角の綺麗な貝殻が台無しだ……。
やっと見付けれたと思ったのに…… 」
セロフィート
「( まさか、貝殻を踏みつけてしまうとはね。
ボクにも予想外
セロフィートは笑
両肩を落として残念そうに落ち込むマオもセロフィートは好きなのだ。
セロフィート
「 マオ、貸してください。
割れてしまった貝殻は、割れる前
マオ
「 セロ…………そんな事が出来るのか? 」
セロフィート
「 何
割れた貝殻を元の状態に戻すくらい造
マオ
「 セロぉ…… 」
セロフィート
「 また、そんな顔して──。
ワタシを煽
マオ
「 煽
そんな訳ないだろぉ!!(////)」
セロフィート
「 はいはい 」
セロフィートは割れた貝殻に古代
時
セロフィートの掌
マオには「 時間を操る古代
セロフィート
「 どうです。
元に戻りました 」
マオ
「 わぁ!
セロ、有
綺麗な状態の貝殻を見て、マオは嬉しそうに喜んでくれる。
無邪気なマオの笑顔にセロフィートの顔から笑
セロフィート
「 マオ、目的の貝殻も見付かりましたし、そろそろ《 宿
マオ
「 そだな。
暗くなる前
見付けた貝殻を大事に持って、ご機嫌なマオはセロフィートに笑顔で答える。
セロフィートはマオを抱き寄せると小さなマオの唇
マオ
「 セロ──っ(////)」
セロフィート
「 綺麗な貝殻を見付た懸命なマオへの御褒美です。
良
マオ
「 ~~~~(////)
セロの為だから頑張れたんだ(////)
セロに似合う装飾品
不意打ちの口
セロフィートは照れているマオを見ながらクスクスと静かに笑
セロフィート
「 ワタシの為でした?
有
貝殻を持っていない空
嬉しそうに歩幅の狭
自分の歩幅に合わせて真横を歩いてくれるセロフィートに対して、マオは “ 好きだ ” と思う。
歩幅を合わせて歩く──そんな些
自分はセロフィートに “ 好
今




