表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/18

✒ 龍宮城 8 / 交渉


──*──*──*── 謁見の間


 [ 謁見の間(パーティーホール) ]の奥にはおごそかな椅子が2きゃく並んでいる。

 椅子にすわっているのはポセイレードさん(雑食系人魚族の長)と奥さんだ。


 美人さんだけど、きびしそうな奥さんだなぁ……。

 双子姫も大人になったら、奥さんみたいな美人になるんだろうな。


ポセイレード

「 どうされたのかな? 」


セロフィート

「 実は提案したい事が有りまして── 」


ポセイレード

「 提案したい事?

  ムシュカの恩人のだ。

  どんな提案なのか聞こう 」


セロフィート

「 アリエム姫とマリエム姫の事です 」


 セロが双子姫の名前をすと、ポセイレードさん(雑食系人魚族の長)は身を乗りした。

 セロはポセイレードさん(雑食系人魚族の長)と奥さんにたくみなじゅつで話し始めた。


 オレより2100年も長くきているセロの交渉術はごとなものだ。

 くちから嘘っぱちな言葉がみずようにスラスラとる。


 交渉がくいかなかったら、ポセイレードさん(雑食系人魚族の長)と奥さんの記憶をかいざんするんだろうけどな?

 ポセイレードさん(雑食系人魚族の長)と奥さんは双子姫が地上へ行く事を許してくれると良いんだけど──。


ポセイレード

「 だ…駄目だ!!

  けんぶんを広める為とは言え、地上で暮らすなど──!!

  そんな提案にうなずける訳が無い!!

  駄目だ!!

  ポアリナーラ、お前も反対だろう! 」


ポアリナーラ

「 社会勉強のいっかんとして地上の生活を体験する──。

  別にいと思いますけど? 」


ポセイレード

「 ポアリナーラ!

  なにを言うんだ! 」


ポアリナーラ

「 そんな事より大事なはなしが有ります! 」


ポセイレード

「 大事なはなしだと?

  アリエムとマリエムの事より大事なはなしとはなんだと言うんだ? 」


ポアリナーラ

「 アリエムとマリエムの部屋を見ました。

  模様えがされていたわ。

  2人を問い詰めたら、セロフィート様が模様えをされたそうですね 」


ポセイレード

「 模様えがと言うんだ? 」


ポアリナーラ

「 ワタクシの部屋も模様えをしてほしいのです。

  ワタクシの部屋をアリエムとマリエムの部屋より素敵な部屋に──!!

  引き受けてくれるなら、アリエムとマリエムの社会勉強を許可します。

  気の済む迄、地上での生活を謳歌しても構いません 」


ポセイレード

「 な゛っ?!

  なにを言うんだポアリナーラ!! 」


ポアリナーラ

いではありませんか。

  嫁いで家庭を持てば、地上へ行く事も叶わなくなるのです。

  独身のときにしか体験の出来ない事なのですよ。

  たまには貴重な人生経験をさせてあげるのもいでしょう 」


セロフィート

「 “ 可愛い子には旅をさせよ ” と言うことわざも有ります。

  旅ではなく、うみに近い≪ 村 ≫で暮らすくらいです。

  なにも危険な事は有りません。

  海賊も退治しましたし 」


ポアリナーラ

「 まぁ!

  セロフィート様は海賊退治もされるのですか? 」


セロフィート

「 勿論です。

  路銀稼ぎに丁度いですし 」


ポセイレード

「 危険はほんとうに無いのだろうな! 」


セロフィート

「 勿論です。

  ≪ 村 ≫での滞在ちゅうには海賊船を改装した宿泊施設に宿泊してもらいますし、護衛にはつねにキノコンを付けます。

  仮に怪物モンスターと遭遇してもキノコンが瞬殺してくれます。

  アリエム姫とマリエム姫が戦う必要は無いです 」


ポアリナーラ

「 母とワタクシの教育がかりだったムシュカを助けてくれた恩人の言葉ですもの、信じます。

  さぁさ、大事なはなしにして!

  セロフィート様、早速ワタクシの部屋の模様えをしてくださいな 」


セロフィート

「 喜んで。

  お母様がたの部屋も模様えしますよ 」


ポアリナーラ

「 まぁ!

  いのですか?!

  ははさまも喜びますわ♥️

  アリエムとマリエムの部屋をうらやましがっていましたもの!

  さきに行って声を掛けてきますわ!

  アケシャ、セロフィート様をワタクシの部屋へ御案内してね 」


海亀:アケシャ

かしこまりましたぁ~~ 」


 ポアリナーラさんはすわっていた椅子から腰を浮かせると、ひとあしさきに[ 謁見の間(パーティーホール) ]からて行った。


ポセイレード

まっく…………わがつまたら── 」


 ポセイレードさん(雑食系人魚族の長)あきれた表情で、去って行く奥さんのポアリナーラの背中を見送る。

 決定権は奥さんのほうが強いのかな??


セロフィート

「 ワタシは失礼します。

  マオ──、アリエム姫とマリエム姫の護衛を任せるキノコンを召喚します。

  護衛として相応ふさわしい事を証明し、安心させてあげてください 」


マオ

「 お…おぅ……分かったよ。

  自慢の精鋭達にキノコンの相手をしてもらえばいよな? 」


セロフィート

じゅうぶんです。

  かいちゅうですからくれ(ぐれ)も胞子をかないよう、キノコンに言い聞かせてください 」


マオ

「 分かったよ 」


セロフィート

「 任せましたよ 」


 セロはオレのひたい(おでこ)くちを付けてデコチュしてくれる。

 古代エンシェント魔法マジックで召喚されたキノコンが[ 謁見の間(パーティーホール) ]に現れた。


 セロは海亀アケシャさんに案内されて[ 謁見の間(パーティーホール) ]をて行く。

 ポセイレードさん(雑食系人魚族の長)は現れたキノコンの姿をマジマジと見ている。


キノコン

「 初めましてエリ。

  キノコンですエリ。

  キノコンの強さを体感してほしいエリ 」


マオ

「 キノコン、かいちゅうだから胞子をくのは無しでな。

  じょうないだし、キノコン砲も禁止でいかな? 」


キノコン

「 構いませんエリ。

  ボクはワンパンでじゅうぶんですエリ 」


ポセイレード

「 ………………じんを話す怪物モンスターなのか……初めて見たぞ。

  随分と知能が高いのだな。

  かいちゅうでも平気なのは摩訶不思議だな 」


キノコン

「 キノコンは海底の水圧にも熔岩のマグマにも耐えれるエリ。

  精鋭達を集めるエリ 」


ポセイレード

「 場所を変えるとしよう。

  《 闘技場 》が在る。

  案内するので着いてるがい 」


マオ

「 闘技場!?

  そんな場所が在るんだ。

  オレも人魚族の戦士達と手合わせしたいなぁ~~ 」


ポセイレード

「 ふむ?

  いだろう。

  好きなだけ戦士達と手合わせをするとい。

  かいちゅうでの戦闘はマオ殿に不利かも知れんがな 」


マオ

「 貴重な経験になるよ。

  人魚族の戦いかたも見たいし!

  《 闘技場 》って事は大会とかするの? 」


ポセイレード

「 勿論だ。

  4年に1度、きょうしゃを決める大会を開催しておる。

  残念ながら大会は2年だ 」


マオ

「 そっかぁ……。

  武器はOKなの? 」


ポセイレード

「 勿論だ。

  みな、自慢の武器を持参して戦うのだ。

  大会では同族だが、実際に戦う相手は怪物モンスターだからな。

  武器は必需ひんだ。

  みなで切磋琢磨し合い、技を高め合った実力を披露する大会でもある 」


マオ

「 そういう胸熱な大会、大好きだよ!! 」


キノコン

「 マオ様、キノコンが喜んで相手しますエリ。

  《 闘技場 》でお手合わせしますエリ 」


マオ

「 ……………………キノコンは強過ぎるんだよ。

  キノコンから1本も取れないのにセロから1本を取れる訳が無いよなぁ…… 」


キノコン

「 マオ様、ドンマイですエリ。

  成長したいならつわものと戦い、おのれを鍛える事ですエリ 」


マオ

「 分かってるよぉ…… 」


 ポセイレードさん(雑食系人魚族の長)とキノコンとはなしながら[ 謁見の間(パーティーホール) ]をた。

 ポセイレードさん(雑食系人魚族の長)に案内されて《 闘技場 》をす。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ