──*──*──*── 翌日
──*──*──*── 双子姫の部屋
セロはおてんば姫とやんちゃ姫の前で外の世界についての話を聞かせている。
〈 テフ 〉で構成したホワイトボードを使っている。
双子姫にも分り易い様ように絵を描かいて丁寧に教えている。
オレの時ときは弱じゃっ冠かんスパルタ要素が入はいっていたのに──、差別感を感じる。
海かい中ちゅうで暮らしてる人魚族に宇宙の話はなしをしても分からないと思うんだけど──、双子姫は瞳をキラッキラッさせてセロの話はなしを聞いている。
宇宙の話はなしは未知の知識だから物珍しいのかも知れない。
球体の宇宙背景放射内部と宇宙背景放射外部の話はなしをされて瞳をキラッキラッさせるなんて、無知って別の意味で怖いよな。
宇宙背景放射外部の世界にも真しん空くうで真まっ暗くらな宇宙空間が果てしなく広がっていて──、沢山の宇宙背景放射が一定の距離を保たもちつつ存在している。
一定の距離が保たもたれているのは、宇宙背景放射と宇宙背景放射がぶ・つ・か・る・事を防ぐ為だ。
それを維持しているのが、宇宙背景放射外部の宇宙空間を運営,管理している主宰者の力ちからが能はたらいている。
宇宙背景放射外部の宇宙空間を運営,管理している主宰者と宇宙背景放射内部の宇宙空間を運営,管理している主宰者はど・ち・ら・も・〈 久遠実成 〉なんだけど──、セロ曰いわく宇宙空間放射内部の宇宙空間を運営,管理をする〈 久遠実成 〉は、宇宙背景放射外部の宇宙空間を運営,管理をしている〈 久遠実成 〉とは存在が異なる〈 久遠実成 〉らしい。
宇宙背景放射外部の宇宙空間には、沢山の宇宙背景放射が存在している訳だから、宇宙背景放射の数かずだけ〈 久遠実成 〉が存在している事になる訳だ。
当然、宇宙背景放射内部にも果てしなく広大な宇宙空間は存在しているし、数かぞえ切れない数あま多たの超銀河団が存在している。
超銀河団の中に銀河団,銀河群,銀河系,銀河…等など々などが存在していて──、生命が宿やどる惑星には宇宙背景放射内部の宇宙空間を運営,管理をしている〈 久遠実成 〉の方ほう便べん身しんが運営,管理をしている。
この方ほう便べん身しんは、〈 大陸神しん 〉と同どう一いつ神しんだ。
惑星の中には≪ 大陸 ≫が沢たく山さん在って、其それ々ぞれの≪ 大陸 ≫では〈 大陸神しん 〉が信仰神しんとされている。
〈 大陸神しん 〉は〈 久遠実成 〉の方ほう便べん身しんで、≪ 大陸 ≫の数かずだけ存在している。
≪ 地球テッラ ≫と言う名前で呼ばれる惑星には生命が宿やどっている。
故ゆえに〈 久遠実成 〉の方ほう便べん身しんに依って運営と管理がされている。
≪ 地球テッラ ≫には≪ 大陸 ≫や≪ 島しま国ぐに ≫が存って──、〈 大陸神しん 〉を信仰神しんとして信仰の依え処しょとしているのは≪ 大陸 ≫だけだ。
沢山の≪ 大陸 ≫の中に、セロとオレが訪れている≪ 大陸 ≫が在る。
その≪ 大陸 ≫の名前をオレは知らない。
海に近い≪ 村 ≫が所属している≪ 国くに ≫の名前も知らない。
セロとオレが滞在している≪ 村 ≫の名前も知らないけど──、この≪ 村 ≫の近くに在る海から、セロとオレが居いる≪ 龍宮城 ≫の距離は意外と遠い。
地上の話はなしは《 フィールド 》に出現する怪物モンスターの説明に入はいっていた。
何なんでセロは双子姫に怪物モンスターの話はなしを聞かせてるんだよ?
双子姫なんて身を乗り出だして話しに聞き入いっている。
鮫を狩かりに出掛けちゃうくらいだから、地上の怪物モンスターにも興味が有るのかも知れない。
朝,昼,夕方,夜と時間帯に依って出現する怪物モンスターが違ったり、出現率も変わる事を教えている。
怪物モンスター図鑑まで出だして、双子姫に見せている。
双子姫達は興味津しん々しんに食くい入いる様ように怪物モンスター図鑑を見ている。
怪物モンスターの話はなしが一段落すると次は《 冒険者ギルド 》についての話はなしが始まる。
セロは何なんで《 冒険者ギルド 》の話はなしを双子姫に聞かせるんだろう??
《 冒険者ギルド 》の成り立ちや目的の説明から、どんな施設で、どんな利用が出来るのか──様さま々ざまな事を教えている。
《 宿泊施設 》や《 宿屋 》野宿でするキャンプの事も丁寧に話す。
休憩を挟んた後あと、セロは冒険者について詳しく話はなし始めた。
双子姫は冒険者にも興味津しん々しんだ。
セロフィート
「 ──地上の話はなしは以上です 」
マリエム姫
「 初めて聞く事ばかりで楽しかったわ! 」
アリエム姫
「 地上にも色んな怪物モンスターが居いるのね。
冒険者も格好良いいわ(////)」
マリエム姫
「 地上で怪物モンスター狩がりをしてみたいわぁ~~ 」
アリエム姫
「 冒険者になって地上を旅したいわ…… 」
双子姫は地上の世界に興味を持ってしまったみたいだ。
王子様に恋するんじゃなくて、冒険者に憧れちゃってるよ。
セロフィート
「 地上で冒険をするには先まず、2本の足を手に入いれる必要が有ります 」
アリエム姫
「 そ…そうよね…… 」
マリエム姫
「 人間の足…… 」
双子姫は自分達の尾ヒレを見て、両肩を落とす。
お伽とぎ噺ばなしじゃあるまいし、人魚族が人間の足を手に入いれるなんて不可能だ。
セロフィート
「 ふふふ…。
落ち込む必要は無いです。
人魚族の尾ヒレを人間の足に変える方法は有ります 」
マオ
「 セロぉ!?
何なに言ってるんだよ 」
アリエム姫
「 人間の足に変えれる?! 」
マリエム姫
「 どうしたら良いいの? 」
セロフィート
「 マオの眷属になる事です 」
マリエム姫
「 けんぞく?? 」
アリエム姫
「 けんぞく……って何なに?? 」
セロフィート
「 ワタシのマオを衛まもる盾であり、剣となる事です 」
アリエム姫
「 …………そんな事で良いいの? 」
マリエム姫
「 戦闘なら得意よ!
任せて! 」
セロフィート
「 先まずはポセイレードさん雑食系人魚族の長に話はなしをして許しを得なければなりません。
とは言え、事実を話しても親おや心ごころで反対されてしまうでしょう。
見けん聞ぶんを広める為、社会勉強の一いっ環かんとして地上での生活を体験する──という建たて前まえを全面に出だし、話はなしをします 」
マオ
「 最もっともらしい理由を並べて交渉するって事かよ? 」
セロフィート
「 交渉はワタシがしましょう。
里さと帰がえりをしたければ自由に出来る事、護衛にキノコンを付ける事も伝えます。
キノコンの強さは実際に自慢の精鋭達と手合わせさせれば理解してもらえる筈です 」
何なにかを企たくらんでるんじゃないかと思ったけど、まさか人魚族の双子姫をオレの眷属にするなんて──。
これって双子姫を “ 人ひと質じちにする ” って事かよ?
セロフィート
「 どうでしょう。
地上での生活を体験してみますか? 」
アリエム姫
「 したいです!! 」
マリエム姫
「 冒険者になりたい!! 」
アリエム姫
「 セロフィート様、お願いします! 」
マリエム姫
「 地上で冒険したいです!! 」
セロフィート
「 はい♪
マオの眷属として、マオを衛まもる戦力になってください。
良よかったですね、マオ 」
マオ
「 ………………お…おぅ…… 」
オレはセロの暴走を止とめる事は出来なかった。
また勝手に眷属を増やされてしまった──。
古代エンシェント魔法マジックを発動したセロは、オレと双子姫の眷属契約を瞬しゅん時じに済ましてしまった。
双子姫は何なにが起きたのかも分かっていない。
セロフィート
「 マオの眷属となる契約は終わりました。
地上へ出でて尾ヒレが乾けば人間の足に変わります。
望めば自在に尾ヒレと人間の足に変える事が出来ます 」
アリエム姫
「 そうなの?? 」
マリエム姫
「 何なんにも変わってない気がするんだけど…… 」
セロフィート
「 今は未まだ、内緒にしていてください。
マオ、ポセイレードさん雑食系人魚族の長へ会いに行きましょう 」
マオ
「 分かったよ…… 」
双子姫を部屋に残して、セロとオレは[ 謁見の間パーティーホール ]へ向かう事になった。
──*──*──*── 廊下
廊下に出でると海亀さんが居い眠ねむりしながら控ひかえていた。
気持ち良よさそうに眠っている海亀さんを起こす。
ポセイレードさん雑食系人魚族の長と話はなしがしたいと伝えると海亀さんは快こころよく[ 謁見の間パーティーホール ]へ案内してくれた。