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僕らはきっと

作者:柊 優助
北海道の片田舎、雪解けの風が吹く登園町。
その高校――登園高校に通う2年生の青木彼方は、身長にコンプレックスを抱えながらも、まじめに静かに学校生活を送っていた。

隣の席には、同じ中学からの腐れ縁、
野球部で坊主頭のチャラ男・黒崎雄三。
そして、ある春の日、青木の前に転がり込んできたのは――
バスケ部のムードメーカー、天真爛漫なスポーツ女子・朝比奈薫子。

「青木くん、ちっちゃくて、かわいい~!」
「やめろ!薫子!気にしてるんだ....」
「中学から変わらなかったからな」
「雄三も茶化すなよ」

そんな無邪気な一言に、彼方の心は妙にざわつきはじめる。

だが、彼の背後にはもう一人。
物静かで厳格な雰囲気をまとう蛭野裕子。
幼いころから彼方を見つめ続けていた彼女は、時折ふとした瞬間に、思いがけず鋭い言葉を彼に投げかける。

「...そうやって、また誰かに期待するの?」

何気ない日々、教室の窓から見える雪山、部活帰りの夕焼け。
小さな恋の種は、誰にも気づかれないように芽吹き始めていた。

これは、遠くて近い“彼方”の気持ちが、やがて誰かの心に届くまでの――
青春と恋が交差する、ちょっと眩しい日常の物語。
プロローグ
2025/06/02 07:00
部活動 (前編)
2025/06/09 07:00
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