第二十六章8 【アンサー・クリエイト/アンサー・クリエイト3】8/第10班/【超越の序列第0席】に逢いに行く08
【芳一】が引いた2枚目に書かれていた言葉は、
【ゼロから生み出せる力を相手に示しなさい】
とあった。
【芳一】は、
「これは?」
と聞いた。
【ウェアリス】は、
『何でも良いわ。
とにかく何かをゼロから生み出せる何かを私に示してちょうだい。
貴方が作家だと言うのなら即興で話を作って見せて。
どんな物語でもいいわ。
とにかく、今まで作って居ない作品を今、ここで考えて見せて。
簡単な話でも良いけど独自性をどこかに出して見て。
物語として作らなくても良いわ。
設定段階でかまわないからそれを私に説明してみてよ。
それで私が今後、【ファーブラ・フィクタイズム】を作る実力があるか判断するから』
と言った。
「そうですか。
解りました。
即興で話を作るのは少し緊張しますが、やってみます。
今までやっていない事・・・
それが条件ですね。
なら、こういうのはどうですかね?
そこに存在している者は全員、毎週何らかの【ミッション】を与えられる。
そのミッションは拍手すると言った単純なものからどうやっても難しい出来そうもない不可能ミッションまで多種多様あります。
どれが当たるかは運次第。
そして、そのミッションの内容を他人に知られてはならない。
【ミッション】を期日までにクリア出来ない事と他人に【ミッション】の内容を当てられる事。
それの2つの場合、消滅してしまいます。
その条件で、存在達はつぶし合いをして、最後の100名になった時、その100名は天国に行けると信じられていると言う内容になります。
そこには騙し合いや駆け引きなどが交差して色んなドラマが生まれると言う話です。
こういうタイプの話は作ってないと思いますけど、どうですかね?」
『良いんじゃない?
面白そうだし』
と言う話になった。
これで、【芳一】も課題をクリアした。
そして3巡目が始まる。




