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第二十六章68 【アンサー・クリエイト/アンサー・クリエイト3】68/第13班/【出鱈目の序列第0席】に逢いに行く17

 【オリヴィア】の前に現れた【自在な百雲(ひゃくも)】。

 【ボビー】は、

「てめぇ・・・

 今、何つった?

 俺らを殺すって?

 しかもこの女が?

 寝ぼけるのも大概にしろよ、クソが。

 てめぇ、ぶっ殺してやる」

 と言った。

 【百雲】は、

「何、言ってんだこのうすらバカが。

 てめえらの相手はその女っつったろうが」

 と怒鳴った。

 【ボビー】は、

「ふざけんな、このボケが。

 おい、やっちまおう・・・ぜ・・・?」

 と言って絶句する。

 【オリヴィア】が【ルーク】と【J】をボコボコにした後だったからだ。

 トランス状態から正気に戻った【オリヴィア】は、

「あれっ?

 私、どうしたのかしら?」

 とつぶやいた。

 その彼女の両の拳は【ルーク】と【J】の返り血でベトベトだった。

 【百雲】は、

「たった今、邪魔なお前の意識を飛ばしてお前を操ったんだ。

 お前の手でそこに寝ている2つの塊をボコったとこだ。

 どうだ?

 スッキリしたか?」

 と言った。

 【オリヴィア】は、

「っきゃぁぁぁぁぁっ」

 と悲鳴をあげる。

 【百雲】は、

「おいおい。

 お前の身体でやってやったんだぜ?

 お前が悲鳴をあげてどうするんだ?」

 と呆れ声を上げた。

 【ボビー】は、

「お、覚えてやが・・・」

 と言うが、【百雲】は言葉を続けて、

「・・・るつもりはないから、ここでお前達の記憶を消しておく。

 お前らは今から、ドブネズミだ。

 ちゅーちゅー生きて行け」

 と暗示を掛ける。

 すると、

「ちゅーちゅーちゅー」

「ちゅーちゅーちゅー」

「ちゅーちゅーちゅー」

 と良いながら悪党3名は逃げて行った。

 【オリヴィア】は、

「あの・・・ありがとうございます。

 でも・・・」

 と言ってパチンと【百雲】をひっぱたく。

 そして、

「最低です、貴方・・・」

 と言った。

 【百雲】は、

「お前に認めてもらおうとは思っちゃいねぇよ」

 と悪態をつく。

 最低最悪の出逢い。

 それが2人の印象だった。

 だが、この2人はこれから数奇な運命で行動を共にする事になる。

 その事は2人自身は気付いて居なかったのだった。

 と言う険悪な雰囲気からが続く。

 以上が、【レベル3】の【翻訳結果】の冒頭の1部のシーンである。

 これもまた、【芳一】なりの感情を上手く使った表現と言えるだろう。

 それらの事をやり遂げ、【芳一】は、【らためでデメレテ】の課題をクリアした。

 他にも色々あったが、以上が第13班の【芳一】の中継となる。

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