第二十六章61 【アンサー・クリエイト/アンサー・クリエイト3】61/第13班/【出鱈目の序列第0席】に逢いに行く10
続いて【レベル2】の【翻訳結果】だ。
【芳一】の解釈では、これは、【ハートフル系の物語】と言う事になる。
認めた者に奇跡を与えるという【物語】として昇華した。
【タイトル】は、【ミラクル・バリュー】とした。
主人公は何をやっても上手く行かない嫌われ者の【香坂 弓弦】。
ヒロインは【弓弦】をずっと見ていた目立たない女子の【沢井 遥香?】。
とした。
【弓弦】は気まぐれで困っていた【遥香】を助けた事があった。
【遥香】はずっとそれを感謝していた。
だが、【弓弦】は嫌われ者であり彼と仲良くすると仲間はずれにされると言う事でみんな敬遠していた。
【遥香】だけは声をかけるが、【弓弦】は俺に近づくんじゃねぇと拒絶する。
それは、【弓弦】の優しさだった。
自分と仲良くしているのを他の者に知られれば、【遥香】が辛い目に合わされるかも知れない。
だから、あえて自分から拒絶する事によって【遥香】を遠ざけ、彼女を守ろうとしていた。
【遥香】は、そんな事をして欲しい訳ではない。
【弓弦】もみんなと仲良くして欲しい。
ちょっとしたすれ違いが原因。
ただ、それだけで、嫌われるのは間違っている。
そんな時、空から、虹色の星が落ちて来て、【遥香】に願いを1つ叶える事が出来ると告げられると言う世界観となる。
それでは、【芳一】が作り出した【レベル2】の【翻訳結果】の1つ【ミラクル・バリュー】。
その一部分だけ少し紹介しよう。
【遥香】は、
「お星様。
本当にどんな願いも叶えてもらえるのですか?」
と尋ねた。
【虹色の星】は、
『はい。
どの様な願いも1つだけ【奇跡】として叶える事が出来ますよ。
貴女は【天の神】に選ばれたのです。
何でも1つだけ願いを叶えますよ』
と答えた。
【遥香】は、
「そうですか。
ありがとうございます。
それじゃあ、私の願いは・・・」
と願いを言った。
【虹色の星】は、
『その願いは貴女の命を使います。
他の願いにはなりませんか?』
と言った。
【遥香】は、
「いいえ。
他はありません。
この願いが良いのです」
と答えたのだった。




