第二十六章54 【アンサー・クリエイト/アンサー・クリエイト3】54/第13班/【出鱈目の序列第0席】に逢いに行く03
出逢う前に【ファーブラ・フィクタイズム】の条件を出されると言う事にはなったがその後すぐに、【芳一】は、【出鱈目の序列第0席】/【らためでデメレテ(・デテメレメテデ・でたらめらため)】と【アイネ・クライネ】と謁見する事が出来た。
ちなみに、この謁見している【ピュア・ドリーマーズ・ディメンション】はあくまでも【アイネ・クライネ】の住むところであり、【出鱈目】の本拠地ではない。
ただ、【ピュア・ドリーマーズ・ディメンション】はここと【アイネ・クライネ】の事を気に入っているので、ここに入り浸っているのである。
そう言う訳で、【芳一】との対面もこの場を選んでいた。
なので、ここの主である【アイネ・クライネ】がまず、口を開く。
『ようこそ、【ピュア・ドリーマーズ・ディメンション】へ。
この世界の主をさせていただいている【アイネ・クライネ】と申します。
隣にいるのが今回貴方様を呼び出した、【出鱈目の序列第0席】/【らためでデメレテ(・デテメレメテデ・でたらめらため)ちゃん】になります。
さぁ、【らためでデメレテ】も挨拶をして』
と言った。
【らためでデメレテ】は、
『うん・・・挨拶した事にした・・・』
と言った。
その瞬間、【芳一】は【らためでデメレテ】に丁寧に挨拶された感覚を覚えた。
事象を自在に変える力。
【らためでデメレテ】にはある。
【らためでデメレテ】の前身が【芳一】の住む【地球】の曜日を変えたり、【板橋区】と【練馬区】の間に【狭間区】と言う新たな空間を作ったりしている。
文字通り、時間と空間をいじくってそれを維持しているのである。
それは正に驚異的な力であると言えるだろう。
いまだに、地球では【らためでデメレテ】の前身に変えられた曜日で動いている。
それだけの力を持っているのである。
理不尽なまでに事象、ルールを変える力を持つ存在?
それが【らためでデメレテ】である。
【芳一】は緊張しながら、
「【唯野 芳一】です。
よろしくお願いします。
右も左も解らない状態ですがどうかお手柔らかにお願いします」
と挨拶をした。
【出鱈目】の第0席との交流がはじまろうとしていた。




