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第二十六章43 【アンサー・クリエイト/アンサー・クリエイト3】43/第12班/【超謎の序列第0席】に逢いに行く09

 【菜穂理/花謎】と【虹助/芳一】。

 お互い両思いなのに、お互い勇気が無くて、進展がなかなか無い。

 何となく相手も好きなのでは無いか?

 そんな気もするが確かめる勇気がない。

 少し勇気を出せば恋人同士になれるのに。

 その少しが出せなくて、もどかしい関係になっていた。

 【菜穂理/花謎】は、カメコに撮られながらも、【虹助/芳一】に必死にアピールする。

 それが、【虹助/芳一】と同じ方向のカメコ達に、

(何か、こっちの方にばっかアピールしてるな)

(ひょっとして俺に気があるんじゃ?)

(ワンチャンあるかも)

(この中に彼女の思い人が居るのか?)

 などと思われていた。

 バレてはならない。

 【レイン】と熱愛などとバレてしまえば、彼はネットで叩かれるだろう。

 バッシングを受けたら彼はショックで学校にも来られなくなるかも知れない。

 彼の負担になる訳にはいかない。

 そこで慌てて【菜穂理/花謎】は【虹助/芳一】の居る方向以外にもアピールポーズを取って見せた。

 本当は、彼にだけ見せたいのに。

 自分の立場が自分のしたいことを邪魔している。

 そんなもどかしさ。

 ジレンマに彼女は苦しんでいた。

 思いは一緒。

 思いは1つなのに・・・

 どうしてもすれ違う2人。

 第三者から、

「君達はお互い好きあっているみたいだよ。

 付き合っちゃえば良いのに」

 などと言って貰えれば良いのだが、生憎、そんな都合の良い知り合いは居ない。

 お互い、学校では存在感を消している立場だ。

 会話だってろくにした事が無い。

 でもずっと気になっていた。

 彼女にとって自分を変えるきっかけをくれた彼の事が好きで好きで仕方がなかった。

 その思いを伝えたい。

 でも、それが出来れば苦労はない。

 下着に近い格好でカメラで撮られる覚悟はあっても、好きな相手に思いを伝える勇気だけは出てこない。

 なぜなら、それは彼女にとって特別だから。

 本当に特別な思いだから、簡単にはできない。

 もしも思いが拒絶されたら、ショックで食事も喉を通らなくなる。

 それくらい、怖い。

 怖くて怖くてたまらないのだ。

 だから、このすれ違いのラブドラマは続いていくのだった。

 と言う様な内容になっている。

 この【物語】は、まだ続くが次が控えているのでここまでにさせていただく。

 結末はご想像にお任せしたい。

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