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第二十六章37 【アンサー・クリエイト/アンサー・クリエイト3】37/第12班/【超謎の序列第0席】に逢いに行く03

 【芳一】と【花謎】は、9613種類の【物語】のリストを見た。

 【タイトル】に触れるとその大体の内容があらすじとして脳裏に浮かぶ様になっている。

 【芳一】は、

「じゃあ、【花謎ちゃん】、何かやってみたい【物語】とかあるかな?

 それと役をどうするか?だね。

 相手役として僕も演じる訳だけど、あんまり期待しないでよ。

 演じるのはこれが初めてなんだから」

 と言った。

 【花謎】は、

『うん。

 じゃあ、これ良いかな?

 タイトルはこれで、役はこれとこれ・・・』

 と選択した。

 【芳一】は、

「なるほど・・・

 出来るかな?

 まぁ、とりあえずやってみようか」

 と返事をした。

 それではまず1作目として、それを少し中継してみよう。

 作品名は【天知(てんち)】、

 【芳一】は知ってはならない知を研究する研究者【チェル】と言う役、

 【花謎】は【チェル】に協力して知ったら死刑と言う知を求めるのに協力する【ソシェ】と言う役になりきると言う事になる。

 もちろん、【花謎】は役になりきるために、【芳一】の役にあっても【芳一】の事を、

『パパちゃ』

 とは呼ばずにその役が相手役を呼ぶ呼び方で言うし、一人称や口調などもその役に完全になりきると言う事になる。

 それをふまえて見てみよう。

 【ソシェ/花謎】は、

『【チェルさん】、少し尋ねても宜しいですか?

 この知を知ると何故、処刑になるのですか?

 私はそれが疑問で・・・

 何故、知っただけで処刑されるのでしょうか?』

 と尋ねた。

 【チェル/芳一】は、

「それはね、【ソシェ君】、この知が広まると、世界がひっくり変えるからだよ。

 現在使われてる知で既得権益を得ている者の地位が脅かされるから。

 だからそいつらにとって都合が悪いんだ。

 例え間違っている知識であろうともそれで世の中が回っているのであれば、その方が都合が良い。

 そう、思っている者がこの世界には大勢いる。

 世界の常識がひっくり返る事で、仕事を奪われる者が少なからず出る。

 そう言う理由が有るんだ。

 だけどね。

 真理を追究する者として、間違っているものは間違っている。

 それは正さねばならない。

 私はそう思う。

 この真理が間違った常識で塗りつぶされている状況によって本来、脚光を浴びる権利を持つ者が、日陰の身に甘んじている。

 それが私は許せない。

 例え世の中に異端の者と蔑まされ様とも私は間違った常識を正したい。

 そう、思うんだ」

 と言った。

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