第二十六章34 【アンサー・クリエイト/アンサー・クリエイト3】34/第11班/【謎の序列第0席】に逢いに行く17
【芳一】は1036番目の【物語】で立ち止まる。
これは行き詰まったと言う事なのか?
いや、違う。
【芳一】は答えにたどり着いていた。
【芳一】は、【物語】を展開させる。
何を展開させたのか?
それは、彼のライフワーク作品である【フィクション・レジェンド1/フィクション・レジェンド】だ。
そこでヒロインの【カノン】を見つけ出して、
「君が最後の1名だ。
・・・まさか、僕の【僕の物語】の中に隠れているとはね。
正に灯台もと暗し。
確かに、僕も【物語】に入れば、僕も【物語の一部】だ。
隠れるにはうってつけか」
と言った。
【カノン・アナリーゼ・メロディー第七王女】改め、【ファニフィーリア】の分身4は、
『正解。
私は元々、【フェアリア】お姉ちゃんが、【カノン・アナリーゼ・メロディー第七王女】からイメージして名前を付けられたからね。
隠れるなら1つは絶対ここにしようって決めてたんだ。
おめでとう。
お兄ちゃん、全員見事に見つけたね。
約束通り力を貸すよ』
と言った。
これで、【超越】の第0席に続いて、【謎】の第0席の力も借りられると言う事になった。
【芳一】は、
「それは良かった。
それと、テストだけじゃ、つまらないよ。
僕は君達と楽しみたい。
何か一緒に遊べないかな?
共通の遊びをすればもっと仲良くなれる様な気がする。
駄目かな?」
と聞いた。
【ファニフィーリア】は、代表して、
『駄目じゃないよ。
遊ぼ、遊ぼ。
何して遊ぶ?』
と無邪気に喜んだ。
以上が第11班の【芳一】の中継となる。




