第二十六章30 【アンサー・クリエイト/アンサー・クリエイト3】30/第11班/【謎の序列第0席】に逢いに行く13
【芳一】は、334番目の【物語】の岡で、双子として隠れている
【フェリアヴェルディア・リアリリア・ジェリアクウィニア】、
【ジェリアクウィニア・リアリリア・フェリアヴェルディア】、
を視認出来た。
だが、距離があり声を掛けられずに岡を降りた。
すると、同時に見ていないので、また【知覚】出来なくなった。
どうやら同時に見ている間しか【知覚】出来ない様だ。
【芳一】は、推理する。
2名を同時に確認出来る場所・・・
そんな所が他にもあるのか?
考える。
浮かばない。
また、考える。
やっぱり浮かばない。
だが、視点を変える。
町には何がある?
何を見れば、2名にたどり着く?
それを思考に取り入れた。
【芳一】は、
「・・・そうか。
なら、次はあそこだ。
間違いない。
時間がない。
急げ。
そこから見える場所は・・・」
と言って走り出した。
【芳一】はとある茶屋を訪れ、
「すみません。
二階席って空いてますか?
外の景色が見える」
と聞いた。
【茶屋】の看板娘は、
「え?
あぁ、空いてますけど・・・
うちはそんなに繁盛している店じゃないんで・・・」
と言った。
【芳一】は、
「かまいません。
二階席に行きたいんです」
と言って、お茶のセットを注文して二階席に上がって行った。




