第二十六章27 【アンサー・クリエイト/アンサー・クリエイト3】27/第11班/【謎の序列第0席】に逢いに行く10
【芳一】はまだ27番目の【物語】の中に居る。
【芳一】は、後からこの【物語】に入り込んだ【ファニフィーリア】の気配を感じ取り、引き続き探す事にした。
だが、今度は不思議な感覚だ。
何処にでも居そうなのに何処にも居ない。
そんな感じがする。
居て居ない?
どういう事だ?
【芳一】は、考え込んだ。
【芳一】は、
「流石は【主軸体】って所だね。
すんなり見つけさせてくれない。
これは知恵比べだと言うのが理解できたよ。
【物語】に隠れる君達をどうやって見つけるか?
それは僕がどうやって探し当てるかをテストされているって事だね。
望むところだ。
期待に応えよう。
居て居ない。
一見すると矛盾して居るかも知れないこの問いに答えを導き出すには・・・
そうだね・・・例えるなら、この景色全体だ。
【ファニフィーリアちゃん】はこの【物語全体】になった。
世界そのものになってはならないと言うルールは無いからね。
でもそれだとどんな見当違いの物を指しても当たってしまう。
だから、僕が当てるべきは、君が現在【核】としているものを言い当てれば良いわけだ。
そして、次から次へと【核】の部分を変更して解らない様にしている。
確かに、一筋縄ではいかない隠れ方だ。
でもね・・・
わかるんだよ。
何となく、君達の気配がね。
今は、そう・・・
上を向けば常に着いてくるあの雲。
それが今の君の【核】だよ【ファニフィーリアちゃん】。
当たってるよね」
と言うと名もなき雲改め【ファニフィーリア】の分身1は、
『当たりだよ。
よく解ったね、お兄ちゃん』
と言った。
それに合わせて雲がしゃべっている様に形態を変えている。
【芳一】は、
『好きな人の事はね・・・
何となく気になるから解るんだよ』
と答えた。
これはもはやラブストーリーと言っても過言ではないだろう。




