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第二十六章24 【アンサー・クリエイト/アンサー・クリエイト3】24/第11班/【謎の序列第0席】に逢いに行く07

 【芳一】は、その次の【物語】も、

「・・・ここもやっぱり・・・違うな・・・

 ・・・次行こう・・・」

 と体験する前に終わった。

 それを繰り返し、14種類目の【物語】でようやく、

「・・・ここは・・・

 ん?・・・

 ・・・多分・・・多分・・・だけど・・・

 ここに1名・・・

 居る様な気がする・・・」

 とつぶやき、ようやく【物語】を体験する事にした。

 セオリーとしては、この【物語】の主役やヒロインの所に直行するところだが、【芳一】はそこへは行かない。

 この【物語】全体のどこかに居るのは間違いないと確信しているが、主役やヒロインの様に目立つ位置に隠れている訳がない。

 何か、【物語】の一部にそっと隠れているに違いない。

 そう考えてとある町をぶらついた。

 そこは、【物語】の主軸とはほとんど関係の無い場所だった。

 主人公が物語の途中で立ち寄るだけのただの寂れた町。

 【芳一】は、その中で年老いた占い師の前に行き、

「占って貰えますか?

 僕がこの先、残り23名を見つけられるか?

 【ユリア】さんですよね?」

 と言った。

 老占い師は、

『・・・何で解ったの?』

 と聞いた。

 【芳一】は、

「好きな人や親しい人って言うのは集団の中に居ても見つけやすいものですよ。

 僕は貴女達の事がよっぽど好きらしい」

 と答えた。

 老占い師改め、【ユリア】の分身1は、

『100%の答えよ。

 タラシね、貴方・・・』

 と言った。

 【芳一】は、

「タラシ・・・ですか・・・?」

 と言った。

 【ユリア】の分身1は、

『そう。

 タラシよ。

 そうそう、占って欲しいんだったわね。

 ・・・こっちが貴方から隠れるのは難しいと出たわ。

 貴方ならどこに隠れていても見つけてしまう。

 そんな結果が出たわね』

 と言った。

 【芳一】は、

「そう。

 ありがとう。

 さいさきよいスタートだ」

 と答えたのだった。

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