第二十六章23 【アンサー・クリエイト/アンサー・クリエイト3】23/第11班/【謎の序列第0席】に逢いに行く06
【芳一】は、
【フェリアヴェルディア・リアリリア・ジェリアクウィニア】(名前の【反転(【ジェリアクウィニア・リアリリア・フェリアヴェルディア】も可能)、
【ファニフィーリア・カノニズム・メロディリア】、
【アメリア・ダリア・トゥルーヴェリティ】、
【ユリア・ニア・トゥルーヴェリティ】、
【マリア・ニア・トゥルーヴェリティ】、
達が用意した1396種類の物語を1つ1つ体験する事にした。
正解となるのはその中のキャラクターの中の24名になるので、ほとんどは正解の居ないハズレの物語となる。
それを如何に効率良く正確に見つけるか?
それは【芳一】の勘に頼る所がある。
勘と言えば、【芳一】は昔、【漫画】などを爆買いしていた頃、何となくだが、表紙を見ただけでその作品が面白いかそうでないか、少し理解出来ると言う特殊能力を持っていた事がある。
何となく、【芳一】が興味ありそうな【匂い】の様なものが見えたのだ。
それを利用して【当たり】を引き当てる。
そんな感じで考えていた。
だが、相手は存在?である。
【本】とは訳が違うのだ。
それに、女の子が相手であるという事も考えなくてはならない。
恋愛音痴の【芳一】にそれを期待しろと言っても難しい話かも知れない。
彼の感覚を信じるしか無いのである。
【芳一】は、最初に体験する【物語】を見た。
【芳一】は、
「・・・違うな・・・
・・・次行こう・・・」
と体験する前に終わった。
そして次の【物語】へ。
【芳一】は、
「・・・ここも・・・違うな・・・
・・・次行こう・・・」
と体験する前に終わった。
何をやっているのか?
【芳一】は見つけようとしていた。
自分達を探して欲しいと願う【乙女達】を。
【物語】の空気を見たとき、何となくそれが解る様な気がする。
相手は、前世の自分が愛した【ティシェルリア姫】の生まれ変わり達である。
自分なら見つけられる。
そんな気がしたのだ。
相手は【謎】の第0席とそれに連なる存在達。
戦っても間違いなく勝てない。
だが、これは戦うと言う事ではない。
見つけると言う問題なのだ。
それならば、【芳一】にも可能だと考えていたのだった。




