第二十六章21 【アンサー・クリエイト/アンサー・クリエイト3】21/第11班/【謎の序列第0席】に逢いに行く04
第11班の【芳一】も第10班の【芳一】が【超越】の第0位【最強ランク】は【ウェアリス・マクスオヴァー】にされた様な話をされたのだった。
【芳一】が広がり過ぎた世界を閉じたいと思っていること。
それには、【茉城 那瑶】と言う存在を用意する事になったと言う事。 そして、【超越】、【謎】、【超謎】、【出鱈目】の第0席はそれについてそれぞれ条件を出したと言う事などだ。
【フェリアヴェルディア】が出した条件は、【ウェアリス】が出した7作の【ファーブラ・フィクタイズム】のタイトルの条件である。
【ファーブラ・フィクタイズム】第1作のサブタイトルは、【ファーブラ・フィクタイズム1/クイドクアム・アケルウス(なんでも集合)】、
【ファーブラ・フィクタイズム】第2作のサブタイトルは、【ファーブラ・フィクタイズム2/オープス・パルマーレ(傑作)】、
【ファーブラ・フィクタイズム】第3作のサブタイトルは、【ファーブラ・フィクタイズム3/ウルティムス・ヴィクートリア(最終勝利)】、
【ファーブラ・フィクタイズム】第4作のサブタイトルは、【ファーブラ・フィクタイズム4/エーウェントゥス・アウディーティオ(結果伝説)】、
【ファーブラ・フィクタイズム】第5作のサブタイトルは、【ファーブラ・フィクタイズム5/カルタイ・ウィクトリケス(切り札)】、
【ファーブラ・フィクタイズム】第6作のサブタイトルは、【ファーブラ・フィクタイズム6/ペルフェクトゥス・ホノル(理想的名誉)】、
【ファーブラ・フィクタイズム】第7作のサブタイトルは、【ファーブラ・フィクタイズム7/ファーブラ・フィクタ・フィーニス・プハンタシア(虚構目的空想)】、
となっている事だ。
もう1つの条件は【ファーブラ・フィクタイズム】の元になる【フィクション・レジェンド】から変更した新ライフワーク作品【ファーブラ・フィクタ】のラスボスの名前は【クスンタティーア】から【クアンスティータ】に変更すると言うものだった。
同じ、【ラテン語】の数量を意味する【クアンティタース】からアナグラムで作られた名前だが、こちらが正式な名前となる。
また、主人公の名前も【芦柄 銀侍】から【芦柄 吟侍】、ヒロインの名前も【カノン・アナリーゼ・メロディー第七王女】から【カノン・アナリーゼ・メロディアス第7王女】への変更も希望しているとの事だった。
【芳一】はその条件を飲むことにした。
これで、【芳一】が【フェリアヴェルディア】から出される課題をクリアすれば、契約成立で、また4分の1分、【芳一】の願いを叶える事が出来ると言う事になる。
【フェリアヴェルディア】の課題は2つ。
1つは願いを叶えるためのテストとしての課題。
もう1つは、【贄喰威】との戦いでやって欲しい事の追加としての課題・・・と言うかお願いである。
まずは、その【贄喰威】との戦いでやって欲しい事の追加としての課題の方だが、【禁断奇跡設計図/フォービドゥン・ミラクル・レシピ)】というのを取り返して欲しいとの事だった。
これは何を意味しているのか?
簡単に表現すれば、【ラスボス】を作るための説明書である。
これが出回れば、比較的簡単にあちこちで【ラスボスクラス】の怪物達が誕生する事になり、非常に危険であるとの事である。
【禁断奇跡設計図/フォービドゥン・ミラクル・レシピ)】にはランクが存在し、高いランクのものは【真の強者】に準ずる力を持つ【ラスボスクラス】を生み出す事も出来る【レシピ】も存在すると言う。
そうなった場合、その駆逐には【真の強者】が出張るしか無いので、世界の崩壊を考えると出来ればそう言う最悪の事態になる前に回収したいとの事だ。
【覇王/オーバーロード】6名の殺害だけでなく、【禁断奇跡設計図/フォービドゥン・ミラクル・レシピ)】の盗難も【贄喰威】には疑いがあるのでそれも捜査して欲しいとの事だった。




