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第二十六章17 【アンサー・クリエイト/アンサー・クリエイト3】17/第10班/【超越の序列第0席】に逢いに行く17

 【ウェアリスカード】も最後の1枚となった。

 当然、【芳一】がその最後の1枚を拾いあげる。

 そのカードには、

【相手にこれだけは守ると言う誓い、【マニフェスト】を言いなさい】

 と書いてあった。

 【マニフェスト】とは、個人または団体がその方針や意図を広く多数の者に向かって知らせるための文書や演説の事を言い、声明文(せいめいぶん)などを意味する外来語である。

 それらが転じて、選挙において政党が公約に掲げる要目を投票に先立って示す文書とされるのが一般的な認識だ。

 だがこの場合の【マニフェスト】は当然、選挙のためではなく、【芳一】がこれから事を為していく存在として必ず実行するという宣言でもある。

 【芳一】は、それを24項目で語った。

 それを聞いた【ウェアリス】は、

『確かに受け取ったわ。

 貴方の【マニフェスト】。

 全て実行なさい。

 貴方なら出来る。

 私はそれを確信している。

 今度こそ、私の期待を裏切るんじゃないわよ。

 それで、【パズルちゃん】との勝負が無かった話は無かった事にしてあげるわ』

 と言った。

 【芳一】は、

「はい。

 必ず守ります。

 貴女のためだけでなく、自分のため、仲間のために守ります。

 そして実行します。

 そしてありがとうございました。

 貴女と話せて良かった。

 貴女のお墨付きが貰えただけでもここに来た意味は大いにあった。

 貴女に応援されていると言う事を感じるだけでも力になります。

 貴女にそこまで期待されている以上、期待に応えないと男が廃るって話ですね。

 大丈夫。

 貴女から大分、自信を貰った。

 僕は出来る。

 そう信じる事が出来ました。

 じゃあ、僕は帰ります。

 また、逢えますかね?

 何かちょっと名残惜しいっていうか・・・

 それだけ充実した時間だったので・・・」

 と言った。

 【ウェアリス】は、

『私もよ。

 機会があったらまた逢いましょう。

 じゃあ、いってらっしゃい。

 頑張るのよ』

 と言ってこの日、最後のハグをして送り出したのだった。

 【ウェアリス】との事は以上となる。

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