表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

16/77

第二十六章16 【アンサー・クリエイト/アンサー・クリエイト3】16/第10班/【超越の序列第0席】に逢いに行く16

 【芳一】と【ウェアリス】の11巡目も終わり、残すは2枚の【ウェアリスカード】を残すのみとなった。

 【ウェアリス】はその内の1枚を引く。

 それには、

【相手に気持ちの上での加護を与えなさい】

 と書いてあった。

 【芳一】は、【第10覇王/テンス・オーバーロード】として、【第20超高位神/トゥエンティ(TWENTIETH)エス((20TH))オーバー(OVER)ハイ(HIGH)ゴッド(GOD)】の加護を受けている身である以上、【真の強者】の加護を与える事は出来ない。

 だが、気持ちの上では応援していると言う意味での【加護】。

 勝利の女神的な事を示せと言う事である。

 【ウェアリス】は【芳一】に近づき、額に口づけをした。

 【芳一】は、

「え?

 あ、あの・・・」

 と戸惑った。

 【ウェアリス】は、

『私のキスは高くつくわよ。

 このキス自体に力は持たせていない。

 でも、私が認めたと言う事はこれで証明される』

 と言うと、【芳一】は、

「唾を付けたと言う意味ですか?」

 と言った。

 【ウェアリス】は、

『貴方は少しデリカシーを学びなさい。

 唾と言うとイメージが何となく悪いでしょ。

 祝福のキスと言いなさい。

 そっちの方がイメージが良いでしょ』

 と注意した。

「そうですね。

 言葉選びを間違えました。

 失言でした。

 すみません」

『立場上、【覇王/オーバーロード】に対して直接の応援は出来ない。

 でも、私達【真の強者】の多くは貴方の力を能力を認めている。

 その事は事実よ。

 誇りなさい。

 貴方は多くの大物に認められている確かな実力者よ。

 その実力に恥じぬ働きをしなさい。

 それが貴方の運命であり責務よ。

 負ける事は許さない』

「はい。

 肝に銘じます。

 ありがとうございます」

 と言う話になった。

 これで残すは最後の1枚。

 【芳一】の分を残すのみだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ