第二十六章12 【アンサー・クリエイト/アンサー・クリエイト3】12/第10班/【超越の序列第0席】に逢いに行く12
一方、【芳一】の芳の4巡目の課題は、一緒に【ゲーム】を作る事で共同作業とする事にした。
折角だから、【ウェアリス】の【異能】も活用した【ゲーム】にしようと言うことになり、【虚構】と【現実】の境を超える力を使ってもらい、実際に【芳一】達が【虚構の世界】に入って遊ぶゲームを考えた。
【ゲーム】のタイトルは、【クリエイト・ブック】と言うものになる。
【本】の形になっており、そこには、【物語】の【パーツ】となる【シーン】がいくつもバラバラに描かれている。
【芳一】と【ウェアリス】は【本の世界】に入り、【バラバラのシーン】を移動させて、【物語】を作っていくという【ゲーム】となる。
とうぜん、【シーン】と【シーン】の間にはつながりが無いので途中のシーンは【芳一】と【ウェアリス】が相談して作ると言う事になる。
気に入らない【シーン】は捨てる事も出来るし、当然いらない【シーン】もある。
取捨選択をして、好きな【シーン】だけを使って自分の好きなストーリーを作る。
そんなゲームである。
【芳一】は、
「どうですか?
このゲームの感想は?」
と聞いた。
【ウェアリス】は、
『面白いわ。
自由度が思ったよりも高いのね。
あ、そっちのシーンは別にいらないわね。
捨てても良いかしら?』
と答えた。
「良いですよ。
今回は接待ゲームなんで、【ウェアリスさん】の好きにやっちゃってください。
僕はそれにあわせてやる裏方に徹するんで」
『そぅお?
悪いわね。
じゃあ、お言葉に甘えて・・・
この【シーン】をエンディング前の重要な所に持っていきたいんだけど、つながりの話を考えると・・・
あ・・・やっぱり待って。
こっちじゃなくて、そっちの方が良いかも・・・
でも、それだと矛盾が出るわね。
う~ん・・・迷うわねぇ。
でも楽しいわ』
と言う様に無茶苦茶このゲームを気に入っていた。
そんな感じでお互いの4巡目をクリアした。
次は、【ウェアリス】の5巡目となる。
彼女は残り16枚となった【ウェアリスカード】を引いた。




